短期予報解説資料を読もう!25年4月18日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月18日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5760~5820m付近のトラフが東シナ海に進み、南西諸島周辺では、南鳥島近海の高気圧の縁をまわる下層暖湿気の流れが強まり、17日18時から前線を解析。 1時間30~50mmの降水を解析。雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁


② 朝鮮半島を東進する低気圧の前面に流れ込む850hPa相当温位315K以上の暖湿気の影響で東~北日本日本海側や九州西岸で下層雲が発達し活発に発雷。

出典:気象庁(加工あり)


③ 衛星画像では②の低気圧周辺に黄砂がみられる。中国の一部で視程10km未満の地点がある。


出典:気象庁(加工あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の前線はトラフ接近とともに18日は南西諸島から小笠原近海にかけてのびる。

出典:気象庁(加工あり)

前線に向かって850hPa相当温位336K以上の暖湿気が流入して大気の状態が不安定となり、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島では18日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項②の低気圧は500hPa 5580m付近の-21℃以下の寒気を伴うトラフに対応し、19日にかけて前線を伴って日本海を東北東進、前線が西~北日本を通過する。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)

低気圧に向かう850hPa相当温位318K以上の暖湿気と上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる。西~北日本の日本海側を中心に19日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には1時間30mmの激しい雨や竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

③ 2項②の前線や低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、 強い風が吹き、 波が高くなる所がある。西~北日本では19日にかけて、強風や高波に注意。

④ 2項②の前線や低気圧に向かい下層に暖気が流入し、西~北日本では19日にかけて最高気温が25℃以上の夏日、東日本太平洋側では19日は30℃以上の真夏日になる所がある。熱中症などの体調管理に注意。また、気温上昇と降雨のため、東~北日本の積雪の多い所では19日にかけて、なだれや融雪に注意。


⑤ 20日は、東シナ海と日本海をそれぞれ進む上空のトラフに対応し、前線を伴う低気圧が九州南部と北海道をそれぞれ通過する。低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、南西諸島~北日本では、局地的に降る1時間30mm以上の激しい雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や強風、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):沖縄120mm、奄美100mm。
② 波浪(明日まで):中国・北陸・東北・北海道3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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