おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年4月21日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa 5460m付近のトラフ対応の低気圧がオホーツク海にあって、前線を伴い北東進。前線が千島近海から東日本太平洋側沿岸へのびており、前線近傍で1時間25mm前後の降水を解析し、発雷を検知。また500hPa 5820m付近のトラフに対応した低気圧が日本の南にあって、前線を伴い東南東進。


② 小笠原諸島の東には、 500hPa5760m付近のトラフ対応の低気圧があって北北東進。
③ 日本海には高気圧があって東へ移動。①の低気圧との間で気圧の傾きが急となり、北海道地方を中心に北日本では、やや強い風を観測。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①のオホーツク海の前線は、21日朝までに閉塞点上に低気圧が発生し、その後、前線とともに不明瞭化し、日本の南の前線と低気圧も不明瞭化する。また、1項③の日本海の高気圧は、22日にかけて東北地方へ進み、その後、北海道地方を通過しオホーツク海へ進む。

一方、22日朝までに伊豆諸島付近で高気圧が顕在化し、23日にかけて日本のはるか東へ進む。

② 1項②の低気圧は発達しながら北北東へ進み、22日にかけて前線を伴い千島の東へ進む。この低気圧と1項③の日本海の高気圧との間で気圧の傾きが急となるため、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では22日にかけて、強風や高波に注意。

③ 500hPa 5760m付近のトラフに対応の低気圧が華中で発生し、前線を伴い東進。


低気圧は22日夜にかけて対馬海峡へ進み閉塞し、新たに閉塞点に発生する低気圧が前線を伴い、23日にかけて本州の南岸を東進する。

低気圧や前線に向かって、850hPa 相当温位345K以上の暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり雷を伴い激しい雨が降り、大雨となる所がある。

西日本では22日から23日にかけて、東日本では23日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意し、南西諸島から西日本では22日から23日にかけて、東日本では23日は、落雷や突風、降ひょうに注意。また、2項①の伊豆諸島付近の高気圧と低気圧や前線との間で気圧の傾きが急となるため、強い風が吹き、波が高くなる所がある。西日本では23日にかけて、東日本では22日から23日にかけて、強風や高波に注意。
④ 地上の昇温や降水の影響で雪解けが進む。東~北日本の多雪地では、なだれや融雪に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所 (100mm以上) はない。
② 波浪(明日まで):北海道・九州北部3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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