短期予報解説資料を読もう!25年4月22日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月22日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 華中から東シナ海には500hPa 5760~5820mの正渦度移流に対応して前線がのびている。前線近傍で活発な雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)


② 日本のはるか東には前線を伴った低気圧があって北東進。

③ 5700~5820m付近のリッジに対応して、高気圧が日本海を東へ移動。

④ ②の低気圧や前線と③の高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり、北日本では、やや強い風が吹き、波の高い所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の前線上のキンクが22日夜には九州の西へ進み、23日夜にかけて本州の南岸を東進する。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)

前線に向かって850hPaの相当温位330K以上の暖湿気が流入するため、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島と西日本では22~23日は、東日本では23日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。また、落雷や突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

② 1項②の低気圧は発達しながら千島の東へ進む。また、1項③のリッジは23日にかけて日本のはるか東に移動する。日本海の高気圧は、22日朝にかけて北日本付近に進んでその後不明瞭化。代わって、22日朝までに日本の東で高気圧が顕在化し、23日にかけて日本のはるか東に移動する。低気圧と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、風が強く波が高くなる所がある。北日本では22日は、強風や高波に注意。

③ 500hPa 5580~5700m付近のトラフに対応して、22日朝までにチェジュ島付近で低気圧が発生。23日夜にかけて本州の日本海側沿岸から北日本へ進む。低気圧や2項①の前線近傍では気圧の傾きが大きくなり、西日本では23日にかけて、東~北日本は23~24日にかけて、強風や高波に注意。

出典:気象庁(格好あり)

④ 2項③の低気圧は24日朝にかけて北日本に進んで不明瞭化し、代わって三陸沖に低気圧が発生し、2項①の前線と一体化して東北東進する。北日本の日本海側や東日本から北日本の太平洋側は24日は、気圧の谷となり雨の降る所がある。

⑤ 2項①の前線や2項③の低気圧の影響で雨が降り、融雪が進む。東日本から北日本の積雪の多い所では、なだれや融雪による土砂災害に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。2項①の前線や2項③の低気圧の予想については不確実性があることに留意。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):四国120、九州北部・近畿100mm。

② 波浪(明日まで):北海道・東北・関東・伊豆諸島・東海・近畿・九州北部3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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