短期予報解説資料を読もう！25年4月23日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2025年4月23日03時40分発表

１．実況上の着目点

① 500hPa 5580m付近のトラフに対応して、 日本海中部と対馬海峡付近を低気圧が東北東進。

② 500hPa 5760m付近の強風軸に対応して、 前線が華中から西日本太平洋側にのびている。

③ ①の低気圧や②の前線に向かう下層暖湿気の影響で、 西～東日本と東シナ海で強い雨を解析。また、低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、 北～西日本ではやや強い風や強い風が吹き、 波が高くなっている所がある。

２． 主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 23日は、1項①のトラフが浅まりながら日本の東に進み、対応する低気圧は日本海中部と西～東日本日本海側を東北東進しつつ次第に不明瞭化。1項②の前線は、西～東日本の太平洋側を東北東進し、500hPa 5760m付近のトラフに対応して、夜までに前線上の関東の東に低気圧が発生する。低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、西～東日本と南西諸島では、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。

② 24日は、2項①の関東の東の低気圧は日本の東に進み、東日本太平洋側に気圧の谷が停滞。また、500hPa 5340m付近で-30℃以下の寒気を伴うトラフが、寒冷渦となって中国東北区に進み、夜までに日本海北部に低気圧が発生する。

③ 25日は、中国東北区の寒冷渦は沿海州付近に進み、2項②の日本海北部の低気圧は間宮海峡付近に進んで、低気圧からのびる気圧の谷が北日本を通過。500hPa 5760m付近の正渦度移流に対応して、前線が華南から先島諸島付近にのびる。また、500hPa 5640m付近のトラフに対応して、夜までに関東の東で低気圧が発生する。低気圧や気圧の谷及び前線の近傍では、下層暖湿気や上空寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北日本と南西諸島では25日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

④ 2項①～③の低気圧や前線の近傍では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き波が高くなる所がある。北～東日本では25日にかけて、西日本では23日は、南西諸島では25日は、強風や高波に注意。

３．数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

４．防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間)：関東甲信・東海100mm。
② 波浪(明日まで)：東北・関東・伊豆諸島・東海・近畿3m。

５．全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。