短期予報解説資料を読もう!25年4月27日

おはおうございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月27日03時40分発表

1.実況上の着目点

① 500hPa 5340m以下の寒冷渦に対応する低気圧がサハリン付近を東進。北日本で1時間に5mm前後の雨を解析。

出典:気象庁(加工あり)

② 九州の西には高気圧があって東に移動。西~東日本を覆っている。

出典:気象庁(加工あり)

③ ②の高気圧の南縁で、 沖縄近海では1時間に20㎜の雨を解析。

④ ①の低気圧や②の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の低気圧はオホーツク海に進んで27日日中には不明瞭化。低気圧の周辺では大気の状態が不安定となる。北海道では27日はじめは、落雷、突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)

② 1項②の高気圧は、27日は日本の南から日本の東に移動し、28日は日本のはるか東に中心を移す。

③ 500hPa 5760m付近の正渦度移流に対応して、27日朝には華中に前線が顕在化。

28日朝までに前線上に低気圧が発生し、九州の南から日本の南を進み、29日は関東の東から北海道の東へ進む。

前線に向かう下層暖湿気(850hPaθe≧336K)の影響で、大気の状態が不安定となり激しい雨が降り、大雨となる所がある。九州南部と南西諸島及び伊豆諸島では28日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意。九州南部と南西諸島では28日にかけて、伊豆諸島では28日は、落雷、突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

④ 500hPa 5460~5640mのトラフに対応して、低気圧が27日夜には日本海西部へ進む。この低気圧は次第に500hPa 5400m以下で-30℃以下の寒気を伴う寒冷渦に対応して、発達しながら29日にかけて日本海北部へ進み、低気圧からのびる気圧の谷が28日日中から29日にかけて、西日本日本海側から北日本を通過する。上空寒気と低気圧や気圧の谷に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。西~東日本では28日は、北日本では、28~29日にかけて落雷、突風、降ひょうに注意。

⑤ 2項①③④の低気圧や前線と2項②の高気圧の間で、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて、波の高くなる所があり、2項④の低気圧周辺の北~東日本ではしける所がある。北~東日本では29日にかけて、西日本では27日は、南西諸島では28日は、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本とするが、2項③の低気圧の位置等には初期値変わりがあり、不確実性があることに留意。量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間) :多い所(100mm以上)はない。

② 波浪(明日まで) :北海道3m。

③ 高潮(明日まで) :大潮の時期。西日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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