おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年4月4日03時40分発表
１．実況上の着目点
① 千島近海には発達した低気圧があって北北東進。東シナ海には高気圧があって、一時的に西高東低の気圧配置となっており、西～北日本の日本海側で寒気移流による雨や雪の降っている所がある。
② アムール川上流には、500hPaで -27℃以下の寒気を伴ったトラフがあって南東に進んでいる。
③ ①の低気圧からのうねりの影響で、東日本から西日本の太平洋側では波が高く、北日本太平洋側ではしけている。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は500hPaで5400m以下の寒冷渦直下となり動きが遅くなり、次第に衰弱して、6日にかけて千島近海から千島の東へ進む。5日にかけて低気圧や寒気の影響で、東～北日本の山地を中心に雨や雪の降る所がある。北日本では着雪に注意。
② 4日は、500hPa 5460m付近で-27℃以下の寒気を伴うトラフが東日本から北日本を通過する。また、東海道沖から伊豆諸島付近は気圧の谷となり、周辺では大気の状態が不安定となる。4日は東日本太平洋側で落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
③ 1項②のトラフに対応して、4日朝には華北に低気圧が発生して6日にかけて日本海を進む。6日は低気圧からのびるシアーラインが西日本から東日本を通過し、シアーラインの前面には暖かく湿った空気が流入する。また、1項①の東シナ海の高気圧は、5日夜には日本の東へ移動し、東日本から北日本の太平洋側にも暖かく湿った空気が流れ込む。暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となる。 5～6日は西日本と南西諸島では、 6日は東日本から北日本にかけて、 落雷、 突風、 降ひょう、急な強い雨に注意。また、6日にかけて下層暖気や降水の影響を受けるため、西～北日本の積雪の多い所では、なだれや融雪に注意。
④ 4日朝には日本海で高気圧が顕在化、5日朝にかけて東日本へ移動する。1項①の低気圧と高気圧との間や2項③のシアーラインや高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて波が高くなり、2項①の発達した低気圧からのうねりの影響も加わってしける所がある。北～東日本では5日にかけて、西日本では5日は、強風や高波に注意。北日本では5日にかけて風雪にも注意。
３．数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(18時からの24時間)：多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(18時からの24時間):多い所（注意報級以上）はない。
③ 波浪(明日まで)：北海道・東北4、関東・伊豆諸島3m。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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