こんにちは☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年4月6日15時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa5400m以下で-27℃以下の寒気を伴う寒冷渦が沿海州にあって、ゆっくり東進。対応する低気圧が日本海にあって、東北東進。地上のシアーラインが西~北日本を東進中。東日本の太平洋側と北陸地方で雷を検知し、太平洋側では局地的に1時間20~30mmの強い雨や激しい雨を解析。


② 南西諸島付近は気圧の谷となっている。南大東島付近で1時間に20mm前後の降水を解析。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、日本海を東北東進し、8日朝にはサハリンへ進む。低気圧付近からのびるシアーラインが、7日にかけて東日本から北日本を通過する。

また、シアーラインが抜けた後の7日日中も関東付近には気圧の谷が残り、500hPaで-27℃以下の寒気トラフが通過する。シアーラインや低気圧に向かい下層暖湿気が流入し、上空寒気の影響が加わり大気の状態が非常に不安定となる。西日本では6日は、東~北日本では7日にかけて、落雷や突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
② 8日は、500hPa5460m付近の-27℃以下の寒気を伴うトラフに対応し、低気圧が日本海を東進、8日夜には東北地方へ進む。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、上空寒気の影響が加わり、大気の状態が不安定となる所がある。東~北日本では8日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
③ 2項①と②のシアーラインや低気圧と高気圧との間で、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。東日本では8日にかけて、西日本では8日は、強風や高波に注意。
④ 西~北日本の積雪の多い所では、 850hPa+6℃前後の下層暖気の流入と降水の影響で、 雪解けが進む。8日にかけて、なだれや融雪に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。7日にかけてのシアーライン通過時、降水の広がりはMSMを基本に考える。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(18時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。
5. 全般気象情報発表の有無
「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を17時頃に発表予定。
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