短期予報解説資料を読もう!25年4月7日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月7日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5460m以下で-27℃以下の寒気を伴う寒冷渦が沿海州付近にあって、対応する低気圧が日本海を東北東進。地上のシアーラインが東~北日本へのびている。伊豆諸島付近から日本の東にかけて、シアーライン近傍では、 1時間50mm以上の非常に激しい雨を解析、発雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


② 日本の南には前線があって、 近傍では、対流雲がみられる。

出典:気象庁(加工あり)

③ 中国東北区~華北にかけて、500hPa 5520~5580mのリッジがあって、対応する高気圧が東シナ海を東南東へ移動。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は、 日本海を東北東進し、 7日夜には北海道付近へ進む。 低気圧付近からのびるシアーラインは7日朝までに東日本から北日本を通過し、その後、低気圧と共に不明瞭化する。

出典:気象庁(加工あり)

また、500hPa5580m付近で-24℃以下の寒気を伴うトラフに対応した低気圧が伊豆諸島付近で発生し北東進、8日にかけて日本の東を北上する。500hPa 5520mで-21℃以下の寒気を伴うトラフに対応した低気圧が華北を東進し、8日にかけて日本海へ進む。これらの低気圧やシアーラインに向かう暖湿気と上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる所がある。東~北日本では8日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 2項①の低気圧と1項③の高気圧との間で気圧の傾きが急となり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。東~西日本では8日にかけて、北日本では8日は、強風や高波に注意。

出典:気象庁

③ 500hPa 5820m付近の正渦度極大域に対応し、1項②の前線上に低気圧が発生し北東進、8日にかけて発達しながら日本のはるか東を北上する。前線や低気圧近傍では大気の状態が不安定となる所がある。

④ 地上の昇温、 下層暖気の流入と降水の影響で雪解けが進む。 西~北日本の多雪地では9日にかけて、なだれや融雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。シアーライン近傍の降水や不安定はMSMを基本で検討。

4.防災関連事項 [量的予報等]


① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

② 波浪(明日まで):伊豆諸島・中国3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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