おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年5月1日03時40分発表
１．実況上の着目点
① 沿海州～本州付近には500hPa 5520～5700mの優勢なリッジがあって、日本付近は三陸沖に中心を持つ高気圧に覆われている。
② 中国東北区～華北には500hPa 5400～5580mにトラフがあって南東進。対応する低気圧がボッ海付近を東進している。衛星画像では、低気圧周辺の華北～ボッ海付近で対流雲の発達が確認できる。
２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 優勢なリッジは、1日はサハリン～本州付近を東へ移動。その後、3日にかけて、対応する高気圧と共に日本の東～日本のはるか東に移動する。
② 1項②のトラフは、1日夜には朝鮮半島付近に進む。トラフに対応する低気圧は朝鮮半島北部の東岸付近に進み、3日にかけて日本海～沿海州を東北東～北東へ進む。
低気圧は南側にのびるシアーラインを伴い、トラフと共に、2日は西日本～東日本、3日は北日本を通過する。低気圧やシアーラインに向かって下層暖湿気が流れ込むため、シアーライン周辺では大気の状態が不安定となり雷の発生する所がある。西日本では1日～2日は、東日本では2日は、落雷や突風、降ひょうに注意。
③ 500hPa 5640～5760mのトラフが1日夜に東シナ海に進み、対応する低気圧が1日夜までに東シナ海に発生。低気圧は発達しながら2日朝までには前線を伴って東北東進し、2日夜には日本の東に進む。低気圧や前線に向かって850hPa θe318K以上の暖湿気が流入するため、低気圧周辺や前線近傍では大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨の降る所がある。
南西諸島では1日～2日は、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意。また、低気圧周辺にあたる西日本～東日本の太平洋側では大雨となる所がある。西日本では1日～2日は、東日本では2日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。また、低気圧や前線、シアーラインと①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、やや強い風～強い風が吹き、波が高くなり、しける所がある。西日本では1日～2日、東日本～北日本では2日～3日は、強風や高波に注意。
３． 数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
４．防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間)：四国・九州南部100㎜。
② 波浪(明日まで)：関東・伊豆諸島4m、北海道・東北・東海 3m。
５．全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
コメント