短期予報解説資料を読もう!25年5月12日

おはようございます☔️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年5月12日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 千島近海には500hPa 5460m付近のトラフに対応した低気圧があって東北東進。前線が日本の東~日本の南~南シナ海へのびる。

出典:気象庁(加工あり)


② 南西諸島の南には前線が停滞。前線近傍では下層暖湿気の影響で、 1時間に15㎜前後のやや強い雨を解析。

③ 500hPa 5580m付近で-18℃以下の寒気を伴うトラフが朝鮮半島付近にあって東進。また、500hPa 5700m付近のトラフが東シナ海を東進しており、トラフ前面で②の前線面を下層暖湿気が滑昇し、東シナ海~北日本に降水が広がっている。

出典:気象庁(加工あり)

④ ①や②の低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、西~東日本と南西諸島では、やや強い風が吹き、波が高い所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は12日夜には千島の東に進む。

出典:気象庁(加工あり)

1項②の前線は13日にかけて沖縄の南~日本の南~日本の東に停滞し、14日はやや北上して南西諸島付近に停滞する。前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる。南西諸島では14日にかけて、落雷や突風、局地的には激しい雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項③の朝鮮半島付近のトラフと東シナ海のトラフは、12日は位相を合わせて本州を東に進み13日朝には日本の東へ進む。トラフ前面に流れ込む湿った空気の影響で、12日午前中にかけて西~東日本では降水が広がる。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)

また、東日本太平洋側には12日は地上の気圧の谷が停滞し、12日午後は東~北日本の上空500hPaに-18℃の寒気が流入する影響で、大気の状態が不安定となる所がある。東~北日本では12日は、落雷、突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)

③ 500hPa 5400m以下の寒冷渦に対応した低気圧が、13日はオホーツク海~千島近海へ進む。

④ 2項①③の低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて波が高くなる所がある。北日本では13日にかけて、西日本~南西諸島では12日は、強風や高波に注意。


⑤ 500hPa 5820m付近で-15℃の寒気を伴ったトラフが、14日は西~東日本を通過して大気の状態が不安定となる所がある。東日本では14日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。

3. 数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)は無い。② 波浪(明日まで):北海道3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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