おはようございます☁️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年5月13日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa 5580m付近のトラフが三陸沖を、500hPa 5700m付近のトラフが東日本太平洋側を東進中。東北地方や伊豆諸島付近では1時間に2mm前後の雨を解析。

② 500hPa 5400m以下の寒冷渦に対応してオホーツク海を低気圧が東進。北海道地方では、低気圧に向かう湿った空気の影響で1時間に2mm前後の雨を解析。また、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて、波が高くなっている所がある。

③ 沖縄の南~日本の南~日本の東に停滞する前線に向かう下層暖湿気の影響で、沖縄の南で激しい雨を解析、日本の南で雷を検知。また、前線近傍では吹送・吹続の長い東寄りの風が吹き、南西諸島ではうねりを伴い波がやや高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 13日は、1項①の2つのトラフが日本の東に進み、1項②の寒冷渦に対応する低気圧が千島近海に進む。

また、 東シナ海の高気圧と、 朝までに関東の東に発生する高気圧が東北東へ移動、 1項③の前線は、沖縄の南~日本の南~日本の東に停滞する。

② 14日は、本州南岸の高気圧は不明瞭化、日本の東の高気圧は引き続き東北東へ移動し、オホーツク海の高気圧が千島近海に移動。沖縄の南~日本の南~日本の東に停滞する前線は、夜までに不明瞭になる。

また、500hPa 5760m付近で-15℃以下の寒気を伴うトラフが朝鮮半島付近から日本の東に進む。

③ 15日は、千島近海の高気圧と日本の東の高気圧が、日本のはるか東でひとつにまとまる。また、500hPa 5640m付近のトラフに対応して朝鮮半島付近から沿海州付近に進む低気圧から気圧の谷が日本海北部にのび、500hPa 5820mの正渦度移流に対応して夜までに華中付近に前線が発生する。
④ 2項①と②の沖縄の南~日本の南~日本の東に停滞する前線に向かう下層暖湿気の影響で、南西諸島では14日にかけて、2項②の上空寒気と日射による昇温の影響で東日本では14日は、大気の状態が不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
⑤ 2項②の千島近海に移動する高気圧の南縁や、2項③の低気圧や気圧の谷周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き波が高くなる所がある。北日本では14~15日は、強風に注意。
3. 数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
コメント