短期予報解説資料を読もう!25年5月3日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年5月3日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5460m付近のトラフに対応して、沿海州付近を北東進する低気圧からシアーラインが北日本にのびている。北日本では強い雨を解析。

出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5640m付近のトラフに対応して前線を伴う低気圧が日本の東を北東進。低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で日本の東で雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


③ 500hPa 5580m付近で-18℃以下の寒気を伴うトラフに対応する低気圧が、華北付近を東南東進。


④ ①~②の低気圧やシアーライン周辺では気圧の傾きが大きくなり、北~東日本ではやや強い風や強い風が吹き、波が高くなりしけている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項②の低気圧は、3日は日本の東を東北東進し、4日朝までに不明瞭になる。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項①の低気圧は、3日は沿海州付近を北東進し、低気圧からのびるシアーラインが北日本を通過。低気圧やシアーラインに向かう下層暖湿気の影響で、北日本では強い雨が降り南東斜面を中心に大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意。


③ 1項③の低気圧は、3日は日本海西部へ、4日は東日本日本海側から日本の東に進み、低気圧からのびるシアーラインが、西~東日本を通過する。

出典:気象庁(加工あり)

また、500hPa 5400m付近のトラフに対応して、3日夜までに日本海に発生する低気圧が4日は北海道付近に進み、500hPa 5460m付近で-21℃以下の寒気を伴うトラフに対応する気圧の谷が、4日夜~5日朝にかけて、北~東日本を通過する。上空寒気や低気圧や気圧の谷に向かう暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。落雷、突風、降ひょう、急な強い雨、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

④ 500hPa 5820m付近の正渦移流に対応して、3日夜までに沖縄の南に前線が発生。この前線は4日にかけて先諸島付近~小笠原近海にのび、5日は、華中~東シナ海~日本の南~南鳥島にのびる。前線に向かう下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

⑤ 2項②~③の低気圧やシアーライン及び気圧の谷、2項④の前線の周辺では、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所がある。強風や高波に注意。

3. 数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

② 波浪(明日まで):東北5、北海道・関東・伊豆諸島4m、東海3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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