短期予報解説資料を読もう!25年5月8日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年5月8日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5520m付近のトラフに対応して日本の東を北東進する低気圧から、前線が小笠原近海~日本の南~沖縄近海を通り華南にのびている。前線に向かう下層暖湿気の影響で、日本の南で雷を検知、沖縄近海では1時間に3mm前後の雨を解析、小笠原諸島では1時間に5mm前後の雨を観測。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)


② 日本海を東に移動する高気圧が北~西日本を覆っている。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 8日は、 1項①の低気圧がカムチャツカの東に進み、 1項②の高気圧が日本の東に中心を移す。 また、500hPa 5520m付近で-27℃以下の寒気を伴うトラフと対応した気圧の谷が北海道地方を通過する。上空寒気や気圧の谷の影響で、北海道地方では、大気の状態が不安定となる所がある。小笠原諸島でも、1項①の前線に向かう下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北海道地方や小笠原諸島では8日は、落雷、突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5760m付近の正渦度移流に対応して、 8日夜までに華中の前線上に低気圧が発生する。 9日は、この低気圧が閉塞しながら朝鮮半島付近に進み、前線が西日本付近にのびる。

出典:気象庁(加工あり)

10日は、低気圧が朝鮮半島付近から沿海州付近に進み、前線が西日本から東日本を東進して日本の東に進み、夜まで前線上の三陸沖に低気圧が発生する。低気圧や前線に向かう下層暖湿気(850hPaθe≧345K)の影響で、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。西日本では9~10日は、東~北日本と南西諸島では10日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷、突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


③ 2項②の低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、強い風や非常に強い風が吹き、波が高くなりしける所がある。南西諸島では9日は、西~東日本では9~10日は、北日本では10日は、強風や高波に注意。

3. 数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 波浪(明日まで):九州北部4、近畿・中国・四国・九州南部3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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