おはようございます☀️
短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年11月12日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 日本の東には 500hPa 5700~5820mのトラフがあって東進。対応する低気圧が前線を伴って発達しながら東進。 低気圧周辺や低気圧と日本海に中心を持つ高気圧との間で気圧の傾きがやや大きくなっており、 東日本の太平洋側では、 海上を中心にやや強い風が吹いて、 うねりを伴った波が高くなっている所がある。
西から高気圧と低気圧が交互に日本に来ているのが秋らしさを感じますね🍂
② 台風第 23 号の周辺や①の高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が先島諸島付近に流入し、 大気の状態がやや不安定となっている。沖縄の南では、1時間20mmの強い雨を解析し、雷を検知している。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 500hPa 5400m 付近のトラフに対応する低気圧が中国東北区にあって東南東進。12 日朝にはシアーラインを伴って日本海北部まで進む。その後、12 日夜にかけて低気圧は千島近海に進み、低気圧からのびるシアーラインが北日本を通過する。低気圧やシアーラインに向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。北日本では12日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。また、13日にかけて、低気圧周辺やシアーライン近傍では、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。北日本では13日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。
② 1項①の低気圧は、12日は発達しながら日本のはるか東に進む。また、12日は1項①の高気圧の縁辺を、13~14 日は日本海から日本の東に移動する別の高気圧の縁辺を回る吹送距離・吹続時間の長いやや強い東寄りの風が吹いて、うねりも加わり波が高くなる所がある。東日本太平洋側では14日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。
③ 南西諸島では、14日にかけて2項②の高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が1項②の台風に流れ込み、大気の状態が不安定となり、雷を伴った強い雨の降る所がある。南西諸島では14日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。奄美南部や沖縄本島北部では、これまでの大雨の影響で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高くなるおそれがある。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4. 防災関連事項 [量的予報等]
①雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。
②波浪(明日まで):北海道・伊豆諸島3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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