短期予報解説資料を読んでいきましょう！25年1月14日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

短期予報解説資料　2025年1月14日03時40分発表

１．実況上の着目点

① 東シナ海に高気圧があって東に移動、 日本の東には前線を伴った発達中の低気圧があって東北東進。 日本付近は西高東低の気圧配置となっている。 東～北日本日本海側では 1 時間 5mm前後の降水を解析。また、気圧の傾きが大きくなっており、 東～北日本ではやや強い風が吹き、 波が高くなっている所がある。

② 日本海北部に低気圧があって、北東進。

予想天気図

２．主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 14日は、日本付近は西高東低の気圧配置が続く。15日は、500hPa 5100m付近の -42℃以下の寒気を伴うトラフが北日本へ進む。対応して、15 日朝までに日本の東で低気圧が発生し東北東進、1 項②の低気圧は15日はオホーツク海へ進み、 日本付近は15日は西高東低の冬型の気圧配置が強まる。

850hPaで西～東日本には-9℃以下、 北日本には-15℃以下の寒気が流入し、 降雪が強まり大雪となる所がある。西～北日本では15～16日は大雪や着雪、なだれに注意。また、14日午後には日本海に地上のシアーラインが形成し東北日本海側を指向、その後シアーラインは南下し15日は北陸地方を指向する。シアーライン周辺では、下層暖湿気と上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる所がある。西～北日本では15日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

予想天気図

② 16 日は、500hPa5100～5280m の-42℃以下の寒気を伴うトラフが、夜には日本海へ進む。対応して低気圧が16日午後は前線を伴って発達しながら日本海を東進し、 16日夜には北日本の日本海側沿岸付近に進む。低気圧に向かう下層暖湿気と上空寒気により大気の状態が非常に不安定となる。西～北日本の日本海側では16日は、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

③ 低気圧やシアーライン及び冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。西～北日本では 16 日にかけて、南西諸島では 15～16日は、強風や風雪、高波に注意。

３．数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

４．防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間)：多い所(100㎜以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間)：東北30cm。

③ 波浪(明日まで)：北海道・東北・沖縄4、関東・伊豆諸島・東海・北陸・近畿・中国3m。

④ 高潮(明日まで)：大潮の時期。東～北日本では注意報基準を超過する所がある。

５．全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。