こんにちは!
今回は飛行機が飛ぶ空の道についてです。
夜空には星が無数にありますが、それと同じように飛行機が飛ぶ時にたどるための点が空にはたくさん存在しています。
この点のことをウェイポイントと呼びます。ウェイポイントを線で繋ぐと空の道ができていきます。
ウェイポイントは緯度経度で示され、GPSを使ってその位置を割り出します。
日本の領空内には1000個を超えるウェイポイントが作られており、それらの名前はアルファベット5文字で表現されます。
さまざまな名前のウェイポイントがありますが、そのポイント周辺の地名や名物・ゆかりのものの名称がつけられることが多いようです。
今回は高知空港を例に挙げてみましょう。
これは航空機が高知空港に着陸するために利用する飛行経路が記された地図です。
手裏剣のような形をしているポイントがウェイポイントでそれぞれにアルファベット5文字で名前が付けられています。
到着する飛行機は空港の滑走路へ向かって進むので図の一番左にあるKABILがこの経路の始まりのポイントになります。
KABIL(かびる)→DOKIN(ドキン)→BIRKN(バークン?)→ANPAN(アンパン)
という順番になります。5文字でしか表現できないため言葉足らずに見えますが、いずれのウェイポイントもアンパンマンに登場するキャラクターの名前に由来しているように想像できます。
ではそもそも高知とアンパンマンに何の関係が?と思われますが、これが関係大アリなんです。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんゆかりの地が高知県なのです。
やなせたかし記念館も高知県にあります。
高知に飛行機で行った際はぜひアンパンマンのキャラクターで出来た飛行経路を飛んでいること思い出してください。
上の画像は福岡空港の到着機のための飛行経路図です。
右上からKIRIN(キリン), EBISU(エビス), LAGER(ラガー)とビールを彷彿とさせる名前が続いていますね。
福岡はサラリーマンの出張先として人気がある街ですから仕事終わりのサラリーマンをねぎらってこのような名前をつけたんですかね笑
他には福岡県の町の名前や福岡で有名な球団の名前なんかもあります。
福岡県発祥のいちご「あまおう」の名前も使われてますね。
青森といえばリンゴですよね!
もちろんりんごに由来するウェイポイントもありましたが、ここで紹介するのは「MELOS ARRIVAL(メロス・アライバル)」というユニークな到着機用の飛行経路を見つけました。
下のファイルです。
メロスはおそらく太宰治の「走れメロス」の主人公のことでしょう。
太宰治は青森の出身であることにちなんでウェイポイントの名前として活用したんでしょうね。おそらく。
今回はこれまで!
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