こんにちは。
今回は羽田空港の中央あたりにあり、第1ターミナルと第2ターミナルの間にある赤いアーチについてのお話です。
空港管制塔と並び、羽田空港ではシンボリックな建築物となっています。
「羽田スカイアーチ」と呼ばれています。ちなみに正式名称は「東京国際空港中央南北連絡橋」と言うそうです。正式名称はお堅いですね。
目次
羽田スカイアーチはシンボリックな建物ですが、きちんと実務的な役割を持っています。赤いアーチは主塔として下にある第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ2本の橋を吊っています。主塔アーチ型鋼並列斜張橋と言う構造形式です。
この橋のおかげで首都高と国道357号によって分断されている第1ターミナルと第2ターミナルを地上で結ぶことができています。
アーチの高さは45mあり飛行機が離着陸するのに邪魔にならない高さに抑えられています。
橋の建設中には夜間のライトアップの話が持ち上がったりもしましたが、航空管制上の障害になってしまうため、残念ながらその計画は断念されました。
今でこそ羽田スカイアーチという愛称で呼ばれているこの橋ですが、当初選ばれていた名前は「レインボーブリッジ」だったそうです。巨大なアーチが空にかかる虹を連想させたためです。
羽田スカイアーチは1993年9月に完成しましたが、時を同じくしてあの有名なレインボーブリッジも建設されており、レインボーブリッジという名称を先に取られてしまったそうです。
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