こんにちは。今回は飛行機の燃料についてみていきましょう。飛行機は燃料としてケロシンを使っています。
燃料というと身近なところでは車のガソリンをイメージされることが多いと思いますが、飛行機の燃料は灯油ストーブなどに使う灯油に近いものになります。
灯油はガソリンに比べて発火しにくい。
飛行機に火災は大敵であるため灯油に近い燃料が使われているんですね。
またガソリンに比べて安く手に入るというメリットもあります。
飛行機で使われるケロシンは純度が高く、一般的な灯油より高級な灯油で中に含まれている水分が少なめです。
飛行機は上空では外気温マイナス50度という過酷な環境に置かれるため、燃料の中の水分は凍って目詰まりを起こす危険があるため水分は大敵とされているんですね。
飛行機はどのくらいの燃料を消費するのか
さて飛行機の消費燃料はいかほどでしょうか。
今は乗るチャンスが減ってきていますが、空の女王B747を例にとってみましょう。
大型機であり4発のエンジンを備えているB747。
こちらにはおよそ20万リットルの燃料を入れることができます。
20万リットルというとイメージが湧きにくいですが、ドラム缶にして1000本分。皆さんのお家のお風呂の浴槽に溜まっている水がおよそ200リットルでちょうどドラム缶1本分です。
つまり1000日分(約3年分)のご家庭のお風呂の水が入るくらいの量を積むことができるんです。ピンとこないけどすごいですね!
時価によりますがドラム缶1つ分の航空燃料の値段は2万円くらいです。
よく東京からニューヨークへのB747での片道燃料は1000万円なんて言われますけどほんとにスケールが大きい商売です。最新の飛行機は燃費が良くなっていますが、飛行機が1時間飛ぶには数十万円〜100万円の燃料代がかかります。
また給油にもかなりの時間がかかります。
東京からニューヨーク行きなら1時間以上の給油時間がかかるそうです。
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