最新・最後のジャンボジェットB747-8

モンムー
モンムー

ジャンボジェットってかっこいいけど最近は見かけることが少なくなったよねぇ。

ナスボー
ナスボー

そうだよね。

B747のような4発機は燃費効率の悪さから退役させる航空会社が増えているんだ。

現在、生産しているB747は正式にはB747-8という派生型で「ダッシュエイト」と呼ばれたりするよ。このB747-8を最後に2022年中にボーイングはジャンボジェットの生産を終了する予定なんだ。

B747は1970年にパンアメリカン航空が運用を開始して以来、50年以上にわたって生産が続けられてきました。総生産数は1500機を超え、超大型旅客機というジャンルの中では他の追随を許さないほどの存在です。

B747-8は2010年に初飛行を果たし、最新の技術を取り入れたジャンボジェットでした。しかし結果的にこのB747-8がジャンボジェットの最終モデルとなり、このモデルを最後にB747の生産は終了します。


目次

先代より大きく

モンムー
モンムー

ダッシュ8(B747-8)は先代のB747-400からどのくらい進化したの?

ナスボー
ナスボー

ダッシュ8はダッシュ400よりあらゆる点で進化しているよ!

特に機体の全長は現行最大の旅客機エアバスA380の長さを超えて現行民間機最長の長さなんだ。

B747-8IB747-400ER
初飛行2010年1988年
全長76.3m70.6m
全高19.4m19.4m
全幅68.5m64.4m
機内幅6.1m6.1m
最大離陸重量435,456kg412,800kg
最大燃料積載量-8I: 242,470L
-8F: 229,980L
241,140L
最大航続距離14,815km14,205km
運航速度913km/h913km/h
エンジンGEnx-2
(66,500lb)
P&W PW4062
(63,300lb)

GE CF6-80C2B5F
(62,100lb)

最新鋭機B787ドリームライナーの技術を導入!

B747-8(ダッシュ8)はB787ドリームライナーの技術を流用することで燃費の向上と開発費の圧縮を狙いました。

ダッシュ8という名称もB787と関連性を持たせる意図があります。

ダッシュエイトの特徴として4つあるエンジンの全てがギザギザなシェブロンノズルになっています。

シェブロンノズルはエンジンから排気ガスとともに出る爆音を周囲の空気とうまく混ぜ合わせることで騒音を減少させます。

また主翼の翼端はレイクド・ウィングチップに改良。鳥の翼を参考に作られ、燃費の向上に貢献します。

これらの技術はまさにB787ドリームライナーから流用されたものです。

出典:ボーイング社
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