短期予報解説資料を読もう!24年9月27日

おはようございます☀️

今日は事実上の次期総理大臣を選ぶ日ですね。史上最多の9人の立候補者が出馬した大混戦の総裁選です。誰が総理・総裁になっても世の中がより良くなったらいいですね。

さあ、今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう。

目次

短期予報解説資料 2024年9月27日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料2024年9月27日03時40分発表(抜粋)

1.実況上の着目点


① 台風第16号から変わった熱帯低気圧が日本の南にあって、ゆっくり西進。また、沖縄の南には熱帯低気圧があって、ほとんど停滞。熱帯低気圧周辺では大気の状態が不安定となっており、先島諸島近海では、1時間に30~70mmの雨量を解析、雷を検知。

2024年9月27日9時 出典:気象庁

先島諸島とは沖縄と台湾にある宮古島や石垣島などの島々のことを言います。日本本土から見たときに沖縄本島より先の方にあるから先島諸島だそうです。wikipediaより。


② 日本の東には低気圧があって、低気圧から西日本太平洋側へ前線がのびている。前線近傍の東日本太平洋側や伊豆諸島では、1時間に30~40mmの雨量を解析、雷を検知。


③ 500hPa-15℃の寒気を伴った5700m付近のトラフが沿海州にあって、ゆっくり東進。対応する低気圧が沿海州付近にあって東北東進。低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、北日本では1時間に30~40mmの雨量を解析、雷を検知。

トラフと寒気の関係を見るといつも寒気のところだけ周りより暖かいみたいですね。トラフの後ろ(西側)に寒気が南に張り出しているのは、寒気移流の場だからですかね。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の熱帯低気圧は、日本の南をゆっくり北東進し、28日朝までに温帯低気圧に変わり、29日には日本の東へ進む。また、27日朝までに1項②の前線上の東海道沖で新たな低気圧が発生し、27日夜にかけて関東の東に進む。東日本太平洋側では、低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。東日本太平洋側では27~28日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁(編集あり)

熱帯低気圧は前線を伴いませんが、温帯低気圧になると前線を伴うようになります。


② 1項③の寒気トラフの接近により、北日本では27日朝までに新たに低気圧が発生し、北東進。北陸地方や北日本では、上空の寒気と低気圧周辺の下層暖湿気により、大気の状態が非常に不安定となる。28日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

③ 南西諸島では、1項①の沖縄の南の熱帯低気圧周辺からの下層暖湿気により、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所がある。南西諸島では28日にかけて、落雷や突風、短時間強雨に注意。


④ 2項①~②の低気圧や2項③の熱帯低気圧周辺では気圧の傾きが大きく、やや強い風や強い風が吹いて、うねりを伴って波が高くなる所がある。南西諸島では27日は、西~北日本では28日にかけて、強風やうねりを伴う高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項[量的予報等]

①雨量(06時からの24時間):東海250、伊豆諸島200、関東甲信150㎜。

②波浪(明日まで):伊豆諸島3m。

③高潮(明日まで):東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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