短期予報解説資料を読もう!24年10月3日

おはようございます☁️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📘

目次

短期予報解説資料 2024年10月3日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料2024年10月3日03時40分発表(抜粋)

台湾周辺に存在する台風18号はいったい何をやっているんでしょう。台湾に上陸した後にまた南下して南シナ海に戻るつもりでしょうか。悪天が長引いてしまうので早くどこの海上へ行ってほしいですね。

1.実況上の着目点


① オホーツク海の低気圧から前線が、東日本・西日本太平洋側を通り、東シナ海にのびる。2日21時には前線上の九州南部付近に低気圧が発生し北東に進む。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっている。四国の南や東日本太平洋側では1時間30mm程度の激しい雨を解析。四国の南では雷を検知。

出典:気象庁(編集あり)


② 強い台風第18号は、台湾の南西海上にあって、ほとんど停滞している。南西諸島ではうねりを伴った波
が高く、しけとなっている所がある。また、①の東シナ海に停滞する前線に向かって台風周辺からの下層暖湿気が流入し、南西諸島付近では1時間80mm以上の猛烈な雨を解析し、雷を多数検知(メソサイクロンも検出)。奄美地方と沖縄地方では、竜巻注意情報を発表。

台風18号は台湾にあっても数百km以上離れた南西諸島を中心に日本の天気に影響を与えます。台風の影響力ってすごいですね😳


③ 台風第17号は、2日21時に温帯低気圧化。温帯低気圧からのうねりにより、北日本太平洋側では波が高くなっている所がある。

出典:気象庁

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の前線上の低気圧は、黄海付近から東進する500hPa -21℃の寒気を持つ5700~5820mのトラフの影響により、発達しながら3日夜にかけて四国付近から日本海に進み、4日は北日本を通過する。5日は西~北日本に前線が停滞するが次第に不明瞭となる。

500hPaのトラフが地上低気圧に近づいて地上低気圧を発達させ、影響力を強めつつあります。500hPaのトラフの前面に地上低気圧があれば、500hPaの高さは空気の発散場になり、地上の空気は下から上へ吸い上げられ、その上昇流で地上低気圧は勢いを増します。

低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある。また、低気圧や前線と周辺の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。西~北日本では5日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、強風や高波、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。


② 1項②の台風は、3日は台湾付近をゆっくり北上して、4日は南下しながら衰弱する。南西諸島では4日にかけて、台風周辺からの下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、強風や高波、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考とするが、2項①の日本海の低気圧予想や2項②の台風の進路は、不確実性が大きいため留意。

4.防災関連事項[量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):東海・近畿・四国180、九州南部・沖縄120、関東甲信・中国・奄美100mm。

②波浪(明日まで):沖縄4、その他広く3m。

③高潮(明日まで):大潮の時期。西~東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

「台風第18号」「雷と突風及び降ひょう」の情報を5時頃に発表予定。

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