短期予報解説資料を読もう!24年10月8日

おはようございます🌧️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年10月8日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① 朝鮮半島付近には 500hPa -15℃以下の寒気を伴った5700m 付近のトラフがあって、深まりながら東進。 衛星水蒸気画像でトラフに対応する暗域が明瞭。

出典:気象庁(編集あり)
10月7日21時水蒸気画像 出典:気象庁

② 日本の東には低気圧があって東北東進。 低気圧から前線が東日本~西日本の太平洋側を通り、東シナ海にのびている。前線の北側にあたる東北地方から西日本にかけて、 広い範囲で雨が降っている。 また、 前線に向かって下層暖湿気が流入し、 前線やその南側では、 局地的に雷を伴った激しい雨の降っている所がある。

出典:気象庁

③ 小笠原近海には熱帯低気圧があって、発達しながら北上している。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の寒気を伴ったトラフは、8日夜にかけて深まりながら日本海を東進し、9日夜には北日本まで進む。1項②の前線は南下して、8日朝には日本の東から関東沿岸・四国の南を通り、南西諸島にのびる。また、8 日は、オホーツク海の低気圧が北東進。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、上空寒気の影響も加わるため、大気の状態が不安定となり、局地的に雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西日本と北日本では8日は、東日本では9日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、降ひょうに注意。北陸地方では、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。さらに雨雲が予想より発達した場合は、警報級の
大雨となる可能性もある。

② 南西諸島では、9日にかけて2項①の前線や前線に向かって流れ込む下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる。また、8日は局地的に大気の状態が非常に不安定となる見込み。南西諸島では9日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意。8日は、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

③ 2 項①の前線近傍では、気圧の傾きが大きくなり、前線の北側では北東風による風浪が発達する。このため、10 日にかけて強い風が吹いて波が高く、9~10 日はしけとなる所がある。南西諸島では 9日にかけて、西日本~北日本の太平洋側では10日にかけて、強風や高波に注意。

④ 1項③の熱帯低気圧は、発達して台風になる予想だが日本付近への影響はない見込み。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。

② 波浪(明日まで):関東・伊豆諸島4、東北・沖縄3m。

出典:気象庁

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

200hPaの風

出典:気象庁(編集あり)

300hPaの風

出典:気象庁(編集あり)

700hPaの上昇流域

出典:気象庁(編集あり)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次