おはようございます🌥️
今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年10月16日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 500hPa 5460m 付近のトラフに対応して、 前線を伴った低気圧が沿海州付近にあって、 東北東進。また、日本海から北日本にかけて、別の前線がのびている。これらの前線や低気圧に向かって、下層暖湿気が流入し、北日本では、激しい雨を解析。また、前線や低気圧と日本のはるか東の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、北日本ではやや強い風が吹き波が高い所がある。
② ①の高気圧が、本州付近に張り出している。この高気圧の縁辺を回り流入する下層暖湿気の影響で、南西諸島と西~東日本の太平洋側では、雷を検知し激しい雨を解析。局地的には猛烈な雨を解析し、15日21時43分には鹿児島県奄美地方に記録的短時間大雨情報を発表した。
間宮海峡にある低気圧はちょっとわかりにくいですね。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、16日朝にはオホーツク海に進む。また、別の前線は 16日には東~北日本を通過し、日本の東へ進む。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がある。 東~北日本では16日は、 土砂災害、 低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。
また、前線や低気圧の近傍では気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では16日は、強風や高波に注意。
② 1項②の高気圧は、日本のはるか東を東へ移動し、本州付近に張り出す。高気圧の縁辺を回り流入する下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる。南西諸島と西~東日本の太平洋側では17日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 18日は、別の高気圧が日本の東から本州付近に張り出す。高気圧の縁辺を回り流入する下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となり、西~東日本の南東斜面では雷を伴い強い雨が降り続き大雨となる所がある。西~東日本の太平洋側では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。また、前線を伴った低気圧がアムール川中流付近からサハリン付近へ進む。高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では強風や高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場は GSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4. 防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):北海道3m。
③高潮(明日まで):大潮の時期。西~東日本で注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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