短期予報解説資料を読もう!24年10月22日

おはようございます☀️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月22日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① 南西諸島~西日本では、日本のはるか東に中心を持つ高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となっている。九州南部や南西諸島付近では1時間20~40mmの雨量を解析、雷を検知。

出典:気象庁

② 華北付近には 500hPa -18℃以下の寒気を伴った 5880~5700m の気圧の谷があって、東進。対応する低気圧が華北付近にあって、北東進。低気圧前面の黄海~対馬海峡付近では、大気の状態が非常に不安定となっていて、 1時間20~30mmの雨量を解析、雷を検知。


③ ①の高気圧の縁辺では気圧の傾きが大きくなっており、南西諸島~東日本の太平洋側の海上では、東寄りの強い風が吹いて、うねりを伴い波が高く、しけとなっている所がある。


④ 発達する熱帯低気圧がフィリピンの東にあって、西進している。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は、 22日夜にはアリューシャンの南へ移動する。

出典:気象庁

また、 1項②の低気圧は前線を伴って発達しながら日本海を北東進し、23~24 日は低気圧からのびる前線が西~北日本を通過する。日本付近は低気圧や前線に向かって、高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る所がある。九州南部では22日は、土砂災害に厳重に警戒。南西諸島~西日本では 23 日にかけて、東~北日本では 23 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁


② 23日にかけて2項①の高気圧の縁辺で、24日にかけて2項①の低気圧周辺や前線近傍で、気圧の傾きが大きくなる。強い風が吹いて波が高くなり、しけとなる所がある。全国的に24日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁


③ 1項④の熱帯低気圧は、24日にかけて発達しながらフィリピンの東を西北西進。南西諸島では台風周辺の下層暖湿気が流入し、 大気の状態が不安定となり、 雷を伴った激しい雨が降る所がある。 また、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、うねりを伴い波が高く、しけとなる所がある。南西諸島では24日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、強風やうねりを伴った高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間) : 四国150、 九州北部140、 九州南部120mm。


② 波浪(明日まで):沖縄 5m、全国的に広い範囲で 3~4m。

③ 高潮(明日まで):大潮の時期。西日本と東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

「雷と突風に関する全般気象情報」を5時頃に発表予定。

水蒸気画像

24年10月21日21時水蒸気画像 出典:気象庁

300hPa ジェット気流

700hPa 上昇流域

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)

右下の10月23日21時には、南から366Kという超高相当温位が見えますね。これは台風20号です。久しぶりの台風ですね。

宮崎県で線状降水帯発生

10月22日17時 雨雲の動き 出典:気象庁
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次