短期予報解説資料を読もう!24年10月23日

おはようございます🌧️

今日も気象庁発表の短期予報解説資料を読んでいきましょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月23日03時40分発表

主要じょう乱解説図

出典:気象庁(抜粋)

1.実況上の着目点


① 日本海西部には前線を伴った低気圧があって、北北東進。この低気圧や前線に向かって、アリューシャンの南に中心を持つ高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が流入し、西~東日本では、大気の状態が非常に不安定となっている。西日本太平洋側の海上を中心に雷を伴った激しい雨の降っている所がある。大分県、宮崎県では、記録的短時間大雨情報、大分県、宮崎県、鹿児島県では、土砂災害警戒情報を発表。

出典:気象庁


② ①の高気圧の南縁では気圧の傾きが大きくなっており、南西諸島~東日本太平洋側の海上では、吹走距離・吹続時間の長い東よりの強い風が吹いて、うねりを伴い波が高くなっている所がある。

出典:気象庁


③ 大型の台風第20号は、フィリピンの東にあって北西進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の低気圧は、24日にかけて発達しながら沿海州からオホーツク海に進む。この低気圧からのびる前線が、24 日朝にかけて西~北日本を通過する。低気圧や前線に向かって、1 項①の高気圧の縁辺を回る下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある。九州南部では23日は、土砂災害に厳重に警戒。西~東日本では23日は、北日本では24日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁


② 25日にかけて、 引き続き1項②の気圧の傾きが大きくなり、 吹走距離 ・ 吹続時間の長い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。また、2項①の低気圧周辺や前線近傍で、気圧の傾きが大きくなり、非常に強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。北海道地方では24日は、暴風に警戒。全国的に25日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

③ 台風第20号は、24日にかけてフィリピンの東を北西進し、25日は南シナ海に進む。南西諸島では台風周辺からの下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所がある。また、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、うねりを伴った波が高くしけとなる所がある。南西諸島では24~25日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、強風やうねりを伴った高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(06時からの24時間):北海道150、東海100mm。

②波浪(明日まで):北海道・沖縄5、東北・北陸4、その他広い範囲で3m。

③高潮(明日まで):西~北日本で注意報基準を超過する所がある。

5. 全般気象情報発表の有無

「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。

水蒸気画像

10月22日21時 水蒸気画像(出典:気象庁)

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

700hPa 上昇流域

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

出典:気象庁(編集あり)
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