短期予報解説資料を読もう!24年10月25日

おはようございます🌧️

今日も短期予報解説資料を読んでいきしょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月25日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料(抜粋)

1.実況上の着目点


① カムチャツカ半島付近を北東進する低気圧から、前線が東日本の太平洋側を通り南西諸島にのびている。低気圧の周辺では、やや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。

出典:気象庁(編集あり)


② 北~東日本を東北東進する 500hPa 5700~5820m付近のトラフの影響で、 関東の東では雷を検知。

出典:気象庁(編集あり)


③ 大型の台風第 20 号が、南シナ海を西進。南西諸島では、前線に向かう台風周辺の下層暖湿気の影響で、雷を伴
い激しい雨を解析、メソサイクロンを検出。前線近傍では、やや強い風が吹いている所がある。

④ アリューシャンの南から日本の南に張り出す高気圧南縁を回る吹送・吹続の長い東風の影響で、日本の南ではうねりを伴い波が高くなり、南西諸島では台風からのうねりも加わりしけている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項③の台風は、27日にかけて南シナ海を西進。


② 25 日は、1 項①の低気圧がカムチャツカ半島付近を北上。前線は 26 日にかけて、華中~西日本太平洋側~日本の東にのび、日本の東では次第に不明瞭になる。西日本の太平洋側では前線に向かう高気圧の縁辺を回る下層暖湿気の影響で、南西諸島では台風周辺の下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。九州南部では、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高くなるおそれがある。南西諸島では 25 日は、九州南部では 26 日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。伊豆諸島では、落雷や突風、短時間強雨に注意。

③ 朝鮮半島付近の高気圧が26日にかけて日本のはるか東へ、バイカル湖付近の高気圧が27日にかけて千島の東に移動する。これらの高気圧や、1 項④の高気圧の南縁では、27 日にかけて吹送・吹続の長い東寄りのやや強い風が吹き、東~西日本の太平洋側ではうねりを伴い波が高くなり、南西諸島では台風からのうねりも加わり、しける所がある。強風やうねりを伴う高波に注意。

出典:気象庁

④ 500hPa5280~5400mのトラフに対応し、アムール川中流域の低気圧が発達しながら東進、25日はサハリン付近に、26日はカムチャツカ半島付近に進む。低気圧と2項③の高気圧との間では気圧の傾きが大きくなり、北日本では、強い風が吹き、波が高くなる所がある。強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):九州南部100mm。

② 波浪(明日まで):沖縄 4、北海道・関東・伊豆諸島・東海・近畿・四国・九州南部・奄美 3m。

③ 高潮(明日まで):西日本で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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