短期予報解説資料を読もう!24年10月30日

おはようございます🌧️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📙

目次

短期予報解説資料 2024年10月30日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料の抜粋

1.実況上の着目点


① カムチャツカの東を北東進する低気圧から、前線が日本の東~日本の南~南西諸島にのびる。前線に向かう南鳥島の高気圧や日本の東の高気圧の縁辺を回る下層暖湿気の影響で、西~北日本ではやや強い雨を、海上では雷を伴い激しい雨を解析。また、東日本の太平洋側では気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなっている。

出典:気象庁(編集あり)


② 大型で非常に強い台風第 21 号が、フィリピンの東を西北西進。①の前線に向かう台風周辺の下層暖湿気の影響で、南西諸島~沖縄の南では活発に発雷、海上では猛烈な雨を解析。また、台風と黄海の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、台風からのうねりも加わって波が高くなり、しけている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 500hPa 5820m付近のトラフに対応し、30日朝までに1項①の前線上に発生する低気圧が、31日にかけて発達しながら日本のはるか東に進む。1 項①の日本の東の高気圧は、日本のはるか東に移動。1項②の黄海の高気圧は、31日にかけて日本の東に移動する。前線は、30日は伊豆諸島付近~南西諸島にのび、31日は、日本の東で不明瞭になって南西諸島をゆっくり北上、11月1日は西日本をゆっくり北上する。低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、東日本では30日と11 月1日は、西日本では31日~11月1日は、 大気の状態が不安定となり、 雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。 また、これらの高気圧と前線や低気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、高気圧の南縁ではやや強い東より
の風が吹き、うねりを伴い波が高くなり、しけとなる所がある。西~東日本の太平洋側では11月1日にかけて、東北地方の太平洋側では31日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。


② 1項②の台風は、30日は発達しながらフィリピンの東を北西進、31日は非常に強い勢力で台湾付近に進み地形の影響を受けて衰弱。11月1日は、台湾海峡から華中に進んで次第に温帯低気圧の性質を帯びる。南西諸島では、台風周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。また、11月1日にかけて、強い風や非常に強い風が吹いて大しけとなり、先島諸島では31日は、猛烈なしけとなる所がある。南西諸島では11 月1日にかけて、うねりを伴った高波に警戒、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、強風に注意。特に、先島諸島では31日は、高波に厳重に警戒し、暴風に警戒。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):沖縄100㎜。

② 波浪(明日まで):沖縄9、関東・九州南部・奄美 4、東北・伊豆諸島・東海・近畿・四国 3m。

③ 高潮(明日まで):大潮の時期。沖縄で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

「台風第21号に関する情報(総合情報) 」を5時頃に発表予定。

300hPa ジェット気流

出典:気象庁(編集あり)

850hPa 相当温位

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