おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📚
短期予報解説資料 2024年11月16日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 日本のはるか東や日本海北部に中心を持つ高気圧の縁辺から下層暖湿気が流入し、南西諸島と西~東日本太平洋側では、局地的に大気の状態が非常に不安定となっている。西~東日本太平洋側~南西諸島の周辺海域では1時間30mm以上の雨量を解析、雷を検知。
② 500hPa -39℃以下の寒気を伴う5160~5340m のトラフがモンゴル付近にあって東進。対応する低気圧が中国東北区付近にあって、前線を伴いながら東北東進。
そういえばAUPQ35の500hPa天気図の気温表記が11月1日分から3℃ごとの等温線から6℃ごとに変わってました(←気づくの遅っ)冬場は天気図の北から強い寒気が入ってきて気温変化が夏より激しくなり、等温線が3℃ごとだと等温線だらけで天気図が見づらいからでしょうね。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 16日は、 朝までに九州南部付近に低気圧が発生し、 17日にかけて四国の南~伊豆諸島付近を東進。また、1項①の日本海にある高気圧は、16日は北日本を通過して17日には日本の東へ移動する。高気圧縁辺を回る下層暖湿気や低気圧の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島、西~東日本太平洋側では17日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょう、局所的には竜巻などの激しい突風に注意。高気圧縁辺からの東よりの風の影響で、うねりを伴い波が高くなる所がある。西~東日本太平洋側では17日にかけて、うねりを伴った高波に注意。
② 1項②のトラフは、18日にかけてオホーツク海へ進む。1項②の低気圧は16日は閉塞して沿海州付近へ東北東進、代わって前線を伴った新たな低気圧が16日夜に沿海州付近付近に発生する。17日はこの低気圧からのびる前線が西~東日本を通過し、低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。西~北日本では17日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風、降ひょうに注意。また、西~北日本では、17 日~18日は低気圧や前線近傍で気圧の傾きが大きくなる。強風やうねりを伴った高波に注意。
③ バシー海峡付近にある台風第25号が16日夜にかけて衰弱しながら北東進する。また、非常に強い台風第24号が発達しながらフィリピンの東を西北西進し、18日は南シナ海へ進む。先島諸島ではこれらの台風からのうねりにより波が高く、18日はしけとなる所がある。先島諸島では18日にかけて、うねりを伴った高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4. 防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間): 東海地方100mm。
② 波浪(明日まで):北海道4、東北・北陸・伊豆諸島・近畿・中国・沖縄3m。
③ 高潮(明日まで):大潮の時期。南西諸島~北日本では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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