短期予報解説資料を読もう!24年11月26日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年11月26日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点

出典:気象庁(編集あり)

① 華北付近には 500hPa -36℃以下の寒気を伴った 5340~5640m のトラフがあって東北東進。黄海付近にはトラフに対応した前線を伴った低気圧があって、発達しながら北東進。

出典:気象庁(編集あり)


② 華中付近には 500hPa 5700~5760mの浅いトラフがあって東北東進。東シナ海上にはトラフに対応する前線があって、東北東進。

出典:気象庁(編集あり)

北日本付近にある高気圧縁辺を回る下層暖湿気が①~②の低気圧や前線に向かって流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていて、九州西海上~南西諸島付近では、1時間 50mmの非常に激しい雨を解析、雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①のトラフは26日朝には黄海付近へ進む。

対応する1項①の低気圧は26日朝には日本海西部に進み、27日にかけて閉塞しながら沿海州付近へ進む。

出典:気象庁(編集あり)

また、26日朝までに1項③の前線のキンク上に低気圧が発生し、27 日にかけて西~東日本太平洋側を東北東進し、日本の東に進む。これらの低気圧からのびる前線は、26~27 日にかけて西~北日本を通過する。低気圧周辺や前線近傍では気圧の傾きが大きくなり、 26~27日は、 非常に強い風や強い風が吹いて、 波が高くなり、 しけとなる所がある。九州北部地方では 26 日は、暴風に警戒し、全国的に 27 日にかけて、強風や高波に注意。また、低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となる所がある。西~東日本では 26~27 日は、北日本では 27 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。南西諸島や西日本では26日は、東日本や北日本では27日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁


② 27~28 日は 500hPa -39℃以下の寒気を伴った 5160m 付近の寒冷渦が中国東北区をゆっくり東進。対応して、 27~28日はシアーラインを伴った低気圧が日本海~北日本を東北東進し、 28日夜にはオホーツク海へ進む。低気圧やシアーライン近傍では、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、日本海側を中心にしけとなる所がある。また、上空の寒気の影響により低気圧やシアーライン近傍では、大気の状態が非常に不安定となる見込み。西~北日本では27~28日は、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、強風や高波に注意。

出典:気象庁(編集あり)


出典:気象庁(編集あり)

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):関東・東海・四国120、近畿100mm。

② 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸・関東・伊豆諸島・近畿・中国・九州北部・沖縄 4、その他3m。

③ 高潮(明日まで):西~東日本では注意報基準を超過する所がある。

5. 全般気象情報発表の有無

「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」 を 05時頃に発表予定。

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