おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年11月30日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
①日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっている。 東日本と東北地方の山地や北海道では3時間に3~10cm前後の降雪を観測。一方、 東日本と東北地方日本海側の平地では雨となっており、 土砂災害の危険度が高くなっている所がある。
② 500hPa 5280~5400mの-30℃以下の寒気を伴ったトラフが東~北日本を通過中。 トラフに対応し、 地上シアーラインが日本海~北日本にのびる。 本州の日本海側では雷を多数検知。
③ 西高東低の気圧配置で気圧の傾きが大きくなっており、全国的に西寄りの強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の西高東低の気圧配置は12月1日にかけて続く。 北日本には、500hPa-36℃以下、 850hPa-9℃以下の寒気が流入し、大雪となる所がある。北日本では 1 日にかけて、大雪や着雪、なだれに注意。西~東日本日本海側の山地では30日は、積雪や路面凍結による交通障害に注意。一方、東日本と東北地方日本海側の平地では雨となる。北陸地方と東北地方では1日にかけて、土砂災害に警戒。また、1項②のトラフと地上シアーラインが、30 日朝までに東~北日本を通過し、日本の東に進む。上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる。西日本では30日は、東~北日本では1日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
② 冬型の気圧配置で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くしけとなる所がある。南西諸島では30日は、西~北日本では1日にかけて、強風や高波に注意。北日本では風雪に注意。
③ 500hPa 5640m 付近の-24℃以下の寒気を伴ったトラフが、1~2 日に西~東日本を通過する。上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる。西~東日本では、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
④ 500hPa 5400m付近のトラフに対応する前線を伴った低気圧が、 2日に発達しながら日本海を北東進。前線や低気圧に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。北日本では 2 日は、強風や高波、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間) :北海道・東北40cm。
③ 波浪(明日まで):北海道・東北5、関東・伊豆諸島・東海・北陸・近畿・中国・九州南部・奄美4、九州北部・沖縄3m。
④ 高潮(明日まで):大潮の時期。西~北日本で注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」を5時頃に発表予定。
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