おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗
短期予報解説資料 2024年12月1日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① サハリン付近には 500hPa –36℃以下の寒気を伴った5040m 付近の寒冷渦があって、対応する低気圧がオホーツク海付近をゆっくり東進。 東日本~北日本日本海側では、 上空寒気の影響により大気の状態が不安定となっている所があり、1 時間 5~15mm の雨量を観測、局所的に雷を検知。 北日本の標高の高い所では、3時間降雪量5~10cmを観測。
② ①の低気圧と東シナ海にある高気圧の間で気圧の傾きが大きくなっており、 全国的に西寄りの強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1 項①の低気圧はオホーツク海をゆっくり東進し、2 日朝には千島近海へ進む。また、東シナ海にある高気圧が日本の南を東進し、1日は西高東低の気圧配置は次第に緩む。東日本~東北地方日本海側では、上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。東日本~北日本日本海側では、1日は落雷や突風、急な強い雨に注意。また、これまでの雨で地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高くなっている所がある。1日は、北陸地方では土砂災害に警戒し、東北地方では土砂災害に注意。
② 2項①の低気圧と1項②の高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。1日は、西日本では高波に注意し、東~北日本では強風や高波に注意。
③ 500hPa 5580~5640mの-24℃以下の寒気を伴ったトラフが、1日夜に対馬海峡付近に進み、2日にかけて西~東日本を通過する。 上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。 西~東日本では、2日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
④ 500hPa 5400m付近のトラフに対応する前線を伴った低気圧が、2日は発達しながら日本海を北東進し、3日にかけてサハリン付近へ進む。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。東~北日本では2~3日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。また、低気圧や前線近傍では気圧の傾きが大きく、強い風が吹いて波が高い所がある。西~北日本では2~3日は、強風や高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4. 防災関連事項 [量的予報等]
①雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。
②波浪(明日まで):北海道・東北5、北陸4、伊豆諸島・東海・近畿・中国3m。
③高潮(明日まで):大潮の時期。東日本では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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