短期予報解説資料を読もう!24年12月2日

おはようございます☁️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📗

目次

短期予報解説資料 2024年12月2日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 関東の東は、北日本と南鳥島近海の高気圧の間で気圧の谷場となっている。 関東の東では、1 時間 40mm 程度の雨量を解析し雷を検知している。

出典:気象庁

高気圧と高気圧の間の鞍部で関東の東に低気圧が発生しました。

出典:気象庁

九州の西側や北陸地方の日本海沿いで雨が降っているようですね。北海道は日本海側で曇りの地域が多く、一部で雪が降っています。

② 500hPa -24℃以下の寒気を伴った 5520~5580m のトラフが西日本付近にあって東進。 上空寒気の影響で、 大気の状態が非常に不安定となっている。 北陸地方の海上では、 1時間20mm程度の雨量を解析。 九州付近では、1 時間30mm 程度の雨量を解析し雷を多数検知している。九州南部付近では、 メソサイクロンを検出している。

出典:気象庁(編集あり)

上空に寒気がきて、上空の空気の方が重たい状態、つまり大気が不安定になっています。大気が不安定なだけではまだ雲や悪天は発生しませんが、不安定な大気になにかしらのきっかけがあると急に天気が悪くなったりするので注意が必要です。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項②のトラフは、浅まりながら 2日朝には東日本付近に、2日夜には日本の東に進む。上空寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる所がある。また、このトラフに対応して 2 日朝までには関東の東で低気圧が発生し東に進む見込み。西~東日本では 2日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(編集あり)

12月1日21時の500hPa天気図に朝鮮半島周辺にあったトラフは東に移動しています。トラフと同時に -24℃以下の寒冷域もそれに合わせて徐々に東に流れていっていますね。ただトラフもだんだんと浅まっていき、不明瞭になっているのもわかります。

出典:気象庁


② 500hPa 5280~5400mのトラフに対応する前線を伴った低気圧が、 2日朝までに沿海州付近で発生し、発達しながら日本海を北東に進む。3日は低気圧がサハリン付近まで進み、前線が北~東日本を通過する。

出典:気象庁

前線通過後、4 日にかけて北日本では 500hPa -30℃(850hPa ‐6℃)以下の寒気が流入する見込み。2~3 日は低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、4 日は寒気移流の影響で、大気の状態が非常に不安定となる。北日本では4日にかけて、東日本では3~4日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。北陸地方では、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり少ない雨量でも土砂災害の危険度が高くなる可能性があるため、 雨が予想されている3~4日は、土砂災害に注意・警戒。

出典:気象庁(編集あり)

③ 2 項①や②の低気圧や前線近傍では、気圧の傾きが大きく、強い風が吹いて、波が高くなる所がある。北日本や東~西日本日本海側では4日にかけて、強風や高波に注意。また、2項②の寒気の影響を受けるため、北日本では3~4日は、風雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。

②波浪(明日まで):北海道3m。

③高潮(明日まで):大潮の時期。東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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