短期予報解説資料を読もう!24年12月5日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月5日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 500hPa5040m以下の -45℃以下の寒気を伴った寒冷渦がシベリア付近にあって、 ゆっくり東進。 この寒冷渦の周りのトラフに対応して沿海州付近に低気圧があって、 東進。 低気圧から地上のシアーラインが日本海にのび、 周辺では発雷を検知。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁


② 日本付近は西高東低の気圧配置となっており、 東~北日本の日本海側では 1 時間に 5~10mm の降水を解析。北海道地方では、3時間に3~10cmの降雪となっている所がある。 また、気圧の傾きが大きくなっており、北日本を中心にやや強い風が吹き、全国的に、波が高くなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の寒冷渦は、ゆっくり東進し6日にかけてオホーツク海に進む。1項①の低気圧は、5日夜にはオホーツク海へ進み、この低気圧からのびる地上のシアーラインが 5 日に北日本を通過、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まる。北日本に 500hPa-36℃以下、850hPa-12℃以下、7 日には東日本に500hPa-30℃以下、850hPa-6℃以下の寒気が流入し、北日本では平地でも、東日本の日本海側では山地を中心に積雪となり、大雪となる所がある。北日本では 7 日にかけて、東日本では 7 日は、大雪や積雪による交通障害、着雪、なだれに注意。一方、北陸地方と東北日本海側の平地では、6日にかけて雨となる。これまでに降った雨の影響で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に注意。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)


② 日本海には地上のシアーラインがのび、7 日にかけてゆっくり南下する。また、500hPa5220m 付近のトラフに対応し、6日朝までに日本海で低気圧が発生し、北日本を通過する。シアーラインと低気圧及び 2 項①のシアーライン周辺では、大気の状態が非常に不安定となる。北日本では 6 日にかけて、東日本日本海側では7日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁
出典:気象庁


③ 2 項①の西高東低の冬型の気圧配置により、全国的に気圧の傾きが大きくなり、強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くなりしけとなる所がある。東北地方では 6 日は暴風に警戒。西~北日本では7日にかけて、南西諸島では7日は、強風や高波に注意。北日本では風雪に注意。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。


② 降雪量(06時からの24時間) :北海道40cm。

③ 波浪(明日まで):東北5、北海道・北陸・近畿・中国4、関東・伊豆諸島3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。東~北日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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