おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2024年12月15日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 大陸には高気圧、千島の東には発達中の低気圧があって、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっている。 東~北日本日本海側の山沿いでは 3時間に5cm前後の降雪を観測。
🐱:東側にある低気圧は中心気圧960hPaとかなりのものですね。
東の低気圧は15日9時の水蒸気画像で見事な渦巻きを描いています。
② 日本海西~中部と伊豆諸島付近は地上の気圧の谷となっている。 気圧の谷の周辺では雷を検知し、1 時間に 20mm の強い雨を解析。
③ 14日 21時に低気圧が日本海西部で発生し、東北東進。
④ 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、全国的にやや強い風や強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 日本付近は 17日にかけて、西高東低の冬型の気圧配置が続く。東日本日本海側~北日本は850hPa -6℃以下の寒気に覆われ、東~北日本日本海側山沿いでは大雪となる所がある。東~北日本日本海側の山沿いでは17日にかけて、大雪による交通障害、着雪、なだれに注意。
② 500hPa5460m付近のトラフが、15日に西~東日本を通過する。このため、1項②の地上の気圧の谷の周辺では大気の状態が不安定となる。 西~東日本では15日は、 落雷や突風、 降ひょうに注意。 なお、これらの地上の気圧の谷は、15日午後には不明瞭になる。
③ 1項③の低気圧は、発達しながら 15日に北日本を通過し、16日は千島の東へ進む。低気圧が北日本を通過後、日本海には地上のシアーラインがのび、17 日にかけて北陸地方を指向する。
シアーラインや低気圧周辺では、 大気の状態が非常に不安定となる。 西日本日本海側と北日本では16日にかけて、東日本日本海側では17日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。シアーラインの影響で、北陸地方の平地では雨となる所がある。これまでの雨により土砂災害の危険度が高くなっている所があるため、北陸地方の平地では17日にかけて、土砂災害に警戒。
④ 冬型の気圧配置と北日本を通過する2項③の低気圧の影響で、やや強い風や強い風が吹き、波が高くしけとなる所がある。全国的に17日にかけて、強風や高波に注意。北日本では風雪に注意。
🐱:東にある赤いエリアは、台風並みの低気圧によるものです。10mを超える高波で猛烈にしけているようです🌊
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):北海道・東北40、関東甲信25cm
③ 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸・近畿・中国・沖縄4、その他広い範囲で3m。
④ 高潮(明日まで):大潮の時期。東~北日本では、注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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