短期予報解説資料を読もう!24年12月23日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月23日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 千島の東に寒冷渦があって北東進。 対応して千島の東に急速に発達中の低気圧があって、前線を伴って東進。 大陸の高気圧との間で、 気圧の傾きが大きく冬型の気圧配置となっており、 日本付近では寒気移流が強
まっている。

出典:気象庁

② 850hPaでは -6℃以下の寒気が西~東日本の太平洋側まで南下。500hPaでは -33℃以下の寒気が北陸地方まで南下している。

出典:気象庁(編集あり)

日本海には寒気移流に伴う筋状の雲が広がり、 北~西日本の日本海側では 5mm 前後の雨を解析、北~西日本日本海側の山沿いでは3時間で10cm以上の降雪を観測している所がある。特に東北北部や関東地方北部で3時間で20㎝近い降雪となっている所がある。

出典:気象庁

③ 冬型の気圧配置の影響で、全国的に強い風が吹き、波が高くなり大しけとなっている所がある。


出典:気象庁
出典:気象庁

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は、24日にかけてカムチャツカの東に進み、24日にかけて冬型の気圧配置が続く。このため、気圧の傾きが大きい状態が続き、雪を伴った強い風が吹いて、波が高くなりうねりを伴ってしけとなる所がある。東日本の日本海側では23 日朝まで高波に警戒。全国的に 24 日にかけて、強風や風雪、高波に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

② 24日は、 500hPaでは、-33℃以下の寒気を伴う5280~5400mのトラフが北~東日本を通過するため、24日にかけても-33℃以下の寒気が北陸地方まで南下した状態が続く。また850hPaでは、-6℃以下の寒気が、23 日は西日本まで、24 日は東日本までかかる。このため、西日本では 23 日は、北~東日本では24日にかけて、引き続き山沿いを中心に大雪となる所がある。大雪に注意・警戒し、着雪、なだれに注意。

出典:気象庁(編集あり)

③ 上空寒気やシアーラインの影響で、北~西日本では 24 日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

④ 24日後半には、大陸の高気圧が日本付近に張り出し、南西諸島~東日本では気圧の傾きが小さくなる。 また25日には、 高気圧が本州付近に移動し北日本に張り出すため、 冬型の気圧配置は緩む見込み。

出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北陸60、北海道・東北・関東甲信50、東海・近畿30cm。

③ 波浪(明日まで):東北・伊豆諸島・北陸5、北海道・近畿4、関東・東海・中国・九州北部・沖縄3m。

5. 全般気象情報発表の有無

「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報」 を5時頃に発表予定。

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