短期予報解説資料を読もう!24年12月26日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2024年12月26日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本の東に高気圧があって、東進。東日本~南西諸島では高気圧縁辺から湿った空気が流入し、 1時間に15~20mmの雨量を解析。

出典:気象庁

🐱:ギリギリですが、高気圧は北緯30度線上にいるってことで「日本の東」で!


② 500hPa -33℃以下の寒気を伴った5160~5400m のトラフが日本海中部にあり、このトラフに対応して前線を伴った低気圧が日本海北部を北東進。低気圧や前線の周辺では大気の状態が非常に不安定となっており、北~東日本日本海側では1時間およそ10~15ミリの雨量を解析、雷を検知。

出典:気象庁(編集あり)

🐱:一時は関東地方上空まで南下していた500hPaで-30℃の寒気は一旦、北海道上空まで退いたようですね。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1項①の高気圧は26日夜には、日本のはるか東に移動する。1項②の低気圧は、発達しながら北東進し26日夜にはサハリン付近に進む。また、オホーツク海の閉塞点上で新たに低気圧が発生し、26日夜にかけて千島近海へ進む。これらの低気圧は、世代交代しながら北東進し、28 日にかけてカムチャツカ半島付近まで進む。26 日は低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。北~東日本では26日は、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。また、低気圧や前線の南側では下層暖気が流入するため雪解けが進む。積雪の多い所では26日は、なだれや融雪に注意。

出典:気象庁


② 2 項①の低気圧や前線の通過後、日本付近は 28 日にかけて、冬型の気圧配置が強まり、500hPa で -30℃、850hPaで-9℃の寒気が西日本まで南下し、大雪となる所がある。北~東日本では28日にかけて、西日本の山沿いでは27~28日は、大雪による交通障害、着雪、なだれに注意。

出典:気象庁(編集あり)

🐱:28日は500hPaで再び-30℃以下の寒気が関東や近畿地方まで南下してくるようですね。


③ 日本海では、26 日朝までに地上のシアーラインが形成され、28 日にかけて東日本日本海側に停滞する。シアーライン周辺では、大気の状態が非常に不安定となる。東~西日本では28日にかけて、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。北陸地方や東北地方日本海側では、26日は土砂災害に注意・警戒。

出典:気象庁


④ 2項①の低気圧や前線及び2項②の冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。全国的に28日にかけて、強風や高波に注意し、北~東日本では風雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06 時からの24 時間):多い所(100mm 以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):東北40、北海道・北陸・東海30、関東甲信20cm。

③ 波浪(明日まで):東北5、北海道・北陸・伊豆諸島・近畿・中国4、関東・東海・九州北部・沖縄3m。

④ 高潮(明日まで):北日本で注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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