短期予報解説資料を読もう!25年1月16日

おはようございます☁️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年1月16日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本付近は冬型の気圧配置となっている。北日本には500hPaで-30℃以下、 北~東日本には850hPaで-12℃以下の寒気が流入し、北日本~西日本の日本海側では降雪し、青森県と新潟県の多い所では12時間降雪量で40cmを超えている所がある。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)


② 東日本付近には500hPa 5280~5400mの-30℃以下の寒気を伴ったトラフがあって、対応する前線を伴った低気圧が日本の東を東北東進。

出典:気象庁(編集あり)

③ 冬型の気圧配置の影響で、 気圧の傾きが大きくなっており、 全国的にやや強い風や強い風が吹いて、波が高くなりしけとなっている所がある。

④ 中国東北区付近には500hPa 5100~5280mの-42℃以下の寒気を伴ったトラフがあって南東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近では16 日は、冬型の気圧配置が続く。北日本~東日本の日本海側には 850hPa で-12℃以下の寒気が流入して大気の状態が不安定となり、大雪となる所がある。北日本~東日本の日本海側では16日前半を中心に、大雪による交通障害に注意・警戒し、落雷や突風、着雪やなだれに注意。


② 1 項④のトラフは、中国東北区を南下して16日夜には日本海に進み、17日朝にかけて北日本を通過する。対応する低気圧が16日は中国東北区を南下し、夜にかけて前線を伴い発達しながら北日本の日本海側付近まで進む。その後、17 日朝にかけて低気圧が北日本を通過し、寒冷前線が北~西日本を通過する。 低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し、 大気の状態が非常に不安定となる所がある。北日本~西日本は16日後半~17日は、 落雷や突風、 降ひょう、 局地的に竜巻などの激しい突風に注意。また、日本付近は17日は低気圧通過後に冬型の気圧配置となって下層寒気移流が強まり、1項④のトラフに伴う上空寒気の影響も加わって大雪となる所がある。北日本~東日本は16日後半~17日は、大雪による交通障害に注意・警戒し、落雷や突風、着雪やなだれに注意。

③ 冬型の気圧配置や2項②の低気圧や前線の影響で、気圧の傾きが大きくなり、強い風や非常に強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。西日本~南西諸島では17日にかけて、北~東日本では18日にかけて、強風や風雪、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):東北・北陸40、北海道30、関東甲信・東海15cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸・沖縄4、その他広い範囲で3m。

④ 高潮(明日まで):大潮の時期。北海道地方では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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