おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年1月19日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 東日本付近に中心を持つ高気圧があって、東南東に移動。日本付近は高気圧に覆われ、 広く晴れている。
② 東海道沖から日本の南にかけて、 地上のシアーラインがのびており、 周辺では雷を検知し局地的に1時間に20mmの強い雨を解析。 また、 豊後水道付近~南西諸島~東シナ海は気圧の谷となっており、周辺では1時間に5~15mmの降水を解析。さらに、 東北日本海側の海上では、 下層暖湿気の流入で1時間に5mm前後の降水を解析。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の高気圧は20日にかけて、日本の東から日本のはるか東へ移動する。西~北日本には高気圧後面の暖かい空気が流入し、850hPa0℃線が東北地方まで北上する。西~北日本の積雪の多い所では20日にかけて、なだれに注意。
🐱:雪の目安である850hPaの-6℃も北海道の北部まで北上していて真冬にしては上空の空気が温かくなっているようです。
② 1項②のシアーラインは19日朝にかけて西進、その後500hPa5580m付近のトラフに対応し、シアーライン上の東海道沖で低気圧が発生し、19 日夜には伊豆諸島付近に進む。
また、西日本太平洋側~南西諸島付近は20日にかけて気圧の谷となる。
さらに、19日夜には、サハリン付近~日本海に地上のシアーラインがのび、20日に北日本を通過する。シアーライン及び低気圧、気圧の谷の周辺では2項①の高気圧縁辺から流入する下層暖湿気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる。全国的に20日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 2項②の低気圧の周辺では、 気圧の傾きが大きくなり、 やや強い風が吹き、 波が高くなる所がある。東日本では20日にかけて、高波に注意。
④ 2 項②の低気圧は、500hPa トラフに対応し、20~21 日は日本の東を発達しながら北東進。21 日は日本付近は西高東低の気圧配置となる。北日本には 850hPa-6℃以下の寒気が流入し、東~北日本の日本海側山沿いを中心に降雪となる所がある。また、上空寒気の影響で大気の状態が不安定となる所がある。東日本では21日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100㎜以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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