短期予報解説資料を読もう!25年2月17日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月17日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 低気圧が北海道付近にあってゆっくり東進。北海道では 3 時間に 5cm 前後の降雪を観測している所がある。また、日本海西部にも低気圧があって東進。

出典:気象庁(加工あり)

中国東北区付近には、500hPa 5160~5340m に-39℃以下の寒気を伴うトラフがあって南東進している。

出典:気象庁(加工あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1 項の低気圧はそれぞれ発達しながら東進し、17 日夜には日本の東に進む。高気圧が大陸から張り出し、日本付近は冬型の気圧配置となる。

出典:気象庁(加工あり)

18日は1項のトラフ前面にあたる日本の東で低気圧が急速に発達し、日本付近は冬型の気圧配置が強まる。19 日にかけて、低気圧と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、雪を伴った強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高く、しける所がある。東北地方では18日にかけて暴風雪に警戒。全国的に19日にかけて風雪や強風、高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項のトラフは17日夜に北日本~東日本を通過。17日~18日は北日本の500hPaに-39℃以下の強い寒気が流入する。

出典:気象庁(加工あり)

全国的に下層寒気移流が強まり、19日にかけて東日本~西日本にも850hPaに-9℃以下の平年よりも9℃程度低い寒気の流入が続く。

出典:気象庁(加工あり)

また、18日~19日にかけて500hPa 5100m付近の寒冷渦がサハリン~北海道付近をゆっくり南下し、 18日午後~19日はじめにかけて寒冷渦をまわる-39℃以下の寒気を伴う5160~5340mのトラフが北日本~東日本を通過。

出典:気象庁(加工あり)

19日は北日本~東日本の500hPaに-39℃以下、西日本の700hPaに-21℃以下の平年よりも10℃程度低い寒気が流入する。強い寒気の影響で北日本~西日本では 19 日にかけて降雪量が多くなり、大雪となる所がある。特に、18 日午後~19日は強い上空寒気の影響で、雪雲がより発達しやすくなるため、北日本~西日本では、日本海側に加え、太平洋側でも大雪となる所があり、普段雪の少ない東日本~西日本の平野部でも積雪となる所がある。

また、北日本~西日本では19日にかけて、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となる所がある。北日本~西日本では、19 日にかけて大雪による交通障害に警戒し、着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょうに注意。局地的には竜巻などの激しい突風にも注意。20 日以降も、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで大雪や荒れた天気、しけが続くおそれがある。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):北陸・東海60、東北・関東甲信50、北海道40、近畿30、中国20cm。

③ 波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島5、関東・北陸・東海・近畿・中国4、その他広い範囲で3m。

5.全般気象情報発表の有無

「大雪に関する全般気象情報」を5時頃に発表予定。

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