おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年2月19日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 日本の東やオホーツク海には低気圧があって日本付近は強い冬型の気圧配置となっている。

18日21時の松江の高層観測では、850hPa -10.3℃を観測。北~西日本の日本海側を中心に降雪が強まっており、多い所で3時間10~15cmの降雪を観測。

② 強い冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きくなっており、北~西日本では雪を伴った強い風が吹いて、波が高くしけとなっている所がある。
③ オホーツク海には500hPa 5100m付近の-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦があり、寒冷渦の回りの日本海北部~日本海西部には 500hPa -39℃以下の寒気を伴った 5160~5280mのトラフがあって、南東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項③の日本海のトラフは、19日日中に北~東日本を通過し、19日夜には日本の東に進む。500hPaで北日本は-42℃以下、東日本は-36℃以下の強い寒気が流入し、19日は強い冬型の気圧配置が続く。

その後、20日~21日かけて、500hPaの気温は、やや昇温し降雪の範囲は狭まるが、冬型の気圧配置は続き、 850hPaで北~東日本は-12℃以下、 西日本は-9℃以下の寒気に覆われる。


北~西日本では19日は、日本海側を中心に、太平洋側でも大雪となる所があり、普段雪の少ない東~西日本の平野部でも積雪となる所がある。北~西日本では21日にかけて、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。

② 20日夜は、日本海で地上のシアーラインが形成され、21日にかけて山陰地方~若狭湾付近を指向する。シアーラインの指向先では、雪雲が発達し降雪量が多くなるため留意。また、21日にかけて上空寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では21日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
③ 強い冬型の気圧配置の影響で、全国的に気圧の傾きが大きくなり、雪を伴った強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。北~西日本では21日にかけて、強風や風雪、高波に注意。南西諸島では19日は、強風や高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):東北・北陸70、関東甲信60、東海・近畿50、北海道・中国40cm。
③ 波浪(明日まで):伊豆諸島5、北海道・東北・北陸・近畿・中国4、その他広い範囲で3m。
5.全般気象情報発表の有無
「大雪に関する全般気象情報」を05時頃に発表予定。
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