短期予報解説資料を読もう!25年2月20日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月20日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本付近は冬型の気圧配置が続いている。

出典:気象庁(加工あり)

日本海北部~沿海州には500hPa 5220m付近の-39℃以下の寒気を伴ったトラフがあって南東進し、 北日本には-39℃以下、 東日本には-30℃以下の強い寒気が流れ込んでいる。強い寒気の影響で、北~西日本の日本海側を中心に降雪となっており、多い所で3時間10cm程度の降雪を観測。 北~東日本の日本海側では雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)

② 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きが大きく、 北~西日本では雪を伴ったやや強い風や強い風が吹いて、波が高くしけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近は、 22日にかけて冬型の気圧配置となり、 北~東日本では500hPa -36℃以下、 850hPa -12℃以下の強い寒気移流が続く。西日本への下層寒気(850hPa -9℃以下)の流入は続くが、上中層の寒気の影響はやや弱まる。

出典:気象庁(加工あり)

20日夜と21日後半~22日は再び強い寒気(500hPa -30℃以下)が流入する。強い寒気の影響で大気の状態が不安定となり、北日本と東~西日本の日本海側を中心に断続的に雪が降り大雪となる所がある。22日にかけて、北日本と東~西日本の日本海側を中心に大雪に注意・警戒し、北~西日本では着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 22日にかけて冬型の気圧配置が続く中、20日は1項①のトラフが北日本を通過し、対応する地上の気圧の谷がオホーツク海~北海道地方付近を南下。

出典:気象庁(加工あり)

また、日本海北部には20日朝までに下層北風と北西風による地上のシアーラインが形成され、 北海道地方~東北地方を南下し、 21日夜までに不明瞭化。

出典:気象庁(加工あり)

この地上のシアーラインとは別に日本海西部では、20日夜までに下層北風と北西風による地上のシアーラインが形成され、20日夜~22日にかけて山陰地方~若狭湾付近を指向する。地上の気圧の谷や地上のシアーラインの指向先にあたる北日本や東~西日本の日本海側では、局地的に雪雲が強まり降雪量が増えるおそれがあるため留意。

出典:気象庁(加工あり)


③ 22日にかけて冬型の気圧配置が続き、気圧の傾きが大きくなるため、全国的に雪を伴ったやや強い風や強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。22日にかけて、北~西日本では強風や風雪、高波に注意。

④ 21~22日は、500hPa 5700~5760mの強風軸に対応する正渦度移流場が続き、地上の気圧の谷が先島諸島付近で顕在化。地上の気圧の谷と中国大陸から張り出す高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、南西諸島では強い風が吹いて、波が高くなる所がある。21~22日は、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。

② 降雪量(06時からの24時間):東北60、北海道・北陸50、近畿40、関東甲信・東海30、中国20cm。

③ 波浪(明日まで):伊豆諸島4、北海道・東北・北陸・近畿・沖縄3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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