短期予報解説資料を読もう!25年2月22日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月22日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 日本付近は冬型の気圧配置が継続、西日本日本海側にシアーラインが停滞。津軽海峡付近と関東の沿岸は気圧の谷となっており、雷を検知。北~西日本日本海側では、3時間に5~15cmの降雪を観測、これまでの降雪により積雪の深さが平年比200~300%となっている所がある。

出典:気象庁(加工あり)


② 冬型の気圧配置の影響で気圧の傾きが大きくなり、全国的にやや強い風が吹き、波が高くなっている所がある。


③ 500hPa 5220m付近のトラフが日本海を南東進。また、500hPa 5340m付近のトラフが朝鮮半島付近を東南東進。

出典:気象庁(加工あり)

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 日本付近は24日にかけて、冬型の気圧配置が続き、850hPaで-6℃の寒気が西~東日本太平洋側に停滞する。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)


② 22日は、 1項③のトラフが位相を合わせ深まりながら北~西日本を通過。

出典:気象庁(加工あり)

23日は、 はじめ500hPa 5220m付近のトラフが北日本を通過し、夜にかけて500hPa 5280m付近のトラフが北日本に、500hPa 5400m付近のトラフが朝鮮半島付近に進む。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)

24日は、これらのトラフが位相を合わせて深まりながら本州付近を通過する。このため、500hPaでは24日にかけて、北日本に-36℃以下の寒気が、東~西日本に-30℃以下の寒気が移流する。


③ 西日本日本海側のシアーラインは23日にかけて停滞し、23日朝までにシアーライン上に発生する低気圧が若狭湾付近へ進む。津軽海峡付近の気圧の谷は、23日にかけて停滞し、24日日中以降不明瞭になる。関東沿岸の気圧の谷は、シアーラインとなって23日にかけて伊豆諸島付近に停滞する。

出典:気象庁(加工あり)


④ 2項①~③の影響で24日にかけて、北日本と東~西日本日本海側を中心に降雪が強まり大雪となる所があり、 北~西日本では大気の状態が不安定となる所がある。 大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


⑤ 冬型の気圧配置の影響で、全国的に24日にかけて、気圧の傾きの大きい状態が続き、雪を伴った強い風が吹き、波が高くしけとなる所がある。強風や風雪、高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。② 降雪量(06時からの24時間):北陸70、東北60、近畿50、北海道・中国40、東海30、関東甲信25cm。③ 波浪(明日まで):伊豆諸島・中国・沖縄4、東北・北陸・近畿・九州北部3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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