短期予報解説資料を読もう!25年2月24日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年2月24日03時40分発表

1.実況上の着目点

① 千島の東には低気圧があって、ゆっくり東進。日本付近は引き続き冬型の気圧配置となっている。

出典:気象庁(加工あり)

23日21時の松江の高層観測では、850hPaで-10.7℃を観測。北~西日本の日本海側を中心に降雪となっており、多い所で3時間10~15㎝の降雪を観測。

出典:気象庁(加工あり)


② 日本海には地上のシアーラインがのびており、シアーライン上の若狭湾沖に低気圧があって、ゆっくり南東進。伊豆諸島近海にも地上のシアーラインがのびている。地上のシアーラインや低気圧周辺では、1時間に10~20mmの雨量を解析、雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 500hPa -33℃以下の寒気を伴った5280~5400mのトラフが、 24日夜にかけて北~西日本を通過する。

出典:気象庁(加工あり)

1項②の地上シアーラインや若狭湾沖の低気圧は次第に不明瞭となるが、24日朝までに関東の東に低気圧が発生し、25日にかけて発達しながら日本のはるか東へ進む。

出典:気象庁(加工あり)

日本付近では24日は、冬型の気圧配置が続き、北~西日本に500hPa -30℃以下、850hPa -9℃以下の寒気が流入する。このため、北~西日本の日本海側に加え、普段雪の少ない東~西日本太平洋側でも大雪となる所がある。北~西日本では24日は、大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意。また、上空寒気の影響により、大気の状態が非常に不安定となる所がある。北~西日本では24日は、落雷や突風、降ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 冬型の気圧配置の影響で、気圧の傾きの大きい状態が続くため、雪を伴った強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。全国的に24日は、強風や風雪、高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)

③ 25日は、大陸の高気圧が東シナ海へ移動し、冬型の気圧配置は緩む。

出典:気象庁(加工あり)

一方、500hPa -42℃以下の寒気を伴った5100~5220mのトラフが26日朝にかけて沿海州付近へ進む。対応した低気圧が、前線を伴いながら25日夜に沿海州付近へ南東進、26日にかけて発達しながらオホーツク海に進む。

出典:気象庁(加工あり)

低気圧や前線周辺では、上空寒気の影響により大気の状態が不安定となり、降雪が強まる所がある。北~東日本日本海側では、26日は大雪による交通障害、着雪やなだれ、落雷や突風、降ひょうに注意。また、低気圧や前線と東シナ海に中心を持つ高気圧との間で気圧の傾きが大きくなる。北~東日本では、25~26日は、強風や風雪、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。② 降雪量(06時からの24時間):北陸・近畿・中国30、九州北部25、東海・四国20、東北・関東15cm。③ 波浪(明日まで):北海道・伊豆諸島・沖縄4、東北・北陸・近畿・中国・九州北部・九州南部・奄美3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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