おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年2月25日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPaで-30℃以下の寒気を伴った5340~5400mのトラフは、日本の東に進み、日本付近の冬型の気圧配置は次第に緩む。

衛星赤外画像で日本海の筋状雲の離岸距離は大きくなり寒気の影響は小さくなっている。日本海側の降雪している地域も狭くなり、多い所で3時間5㎝程度となっている。

② 伊豆諸島付近~関東の南東海上では、下層の気圧の谷場となっている。①の上空寒気の影響を受けて大気の状態が不安定となっており、関東の南東海上では雷を検知している。
③ 日本のはるか東の低気圧からのびる前線の影響で、小笠原諸島付近では気圧の傾きが大きくなっており、強い風が吹いて、波が高くしけとなっている。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 25日は、 東シナ海に中心を持つ高気圧が東に移動し、 冬型の気圧配置は緩む。

一方で、 500hPaで-42℃以下の寒気を伴った5100~5220mのトラフが26日にかけて中国東北区からサハリンを通過し、オホーツク海に進む。

対応する低気圧が25日夜に前線を伴って発達しながら沿海州付近からオホーツク海に進み、低気圧からのびる前線が26日前半に北~東日本を通過する。この低気圧や前線に向かって相対的な下層暖湿気が流入し、上空寒気の影響も加わって大気の状態が不安定となり降雪が強まり大雪となる所がある。北日本と東日本の日本海側では、26日は大雪による交通障害、着雪やなだれに注意。北~東日本では26日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。

② 1項③の低気圧や前線と2項①の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、小笠原諸島付近ではやや強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。小笠原諸島では、25日は高波に注意。
③ 27日にかけて、2項①の低気圧や前線と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、強い風が吹いて、波が高くしけとなる所がある。北海道地方では、26日は暴風雪に警戒。南西諸島では25日は、西日本では26日にかけて、北~東日本では27日にかけて、強風や風雪、高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):多い所(注意報級以上)はない。
③ 波浪(明日まで):北海道・東北4、伊豆諸島・北陸・中国・沖縄3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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