おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年2月26日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 沿海州には500hPa 5040m以下で-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦があって東進。これに対応する低気圧が日本海にあって、前線を伴って発達しながら東進。低気圧や前線に向かって下層暖湿気が流入し大気の状態が不安定となっており、北~東日本の日本海側を中心に活発に発雷。

② 東シナ海には高気圧があって東に移動しており、日本の南に張り出している。

③ ①の低気圧と②の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、北日本では強い風が吹き、波が高くしけとなっている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、 27日にかけて発達しながらオホーツク海を東進。 この低気圧や前線に向かって、下層暖湿気が流入し、北~東日本では、26日は引き続き大気の状態が不安定となる所がある。落雷や突風、降ひょう、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

また、低気圧からのびる寒冷前線が26日に北~東日本を不明瞭になりながら通過する。北日本では一時的に下層寒気移流が強まり、降雪量が増える所がある。北日本では27日にかけて、大雪による交通障害、着雪に注意。
② 1項②の高気圧は小笠原近海に中心を移す。 また、 別の高気圧が26日には華中から東シナ海に移動。これらの高気圧と2項①の低気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、27日にかけて強い風が吹き、波が高くなりしける所がある。西日本では26日は、北~東日本では27日にかけて、強風や風雪、高波に注意。

③ これまでの大雪の影響で、北~西日本の日本海側では積雪の深さが平年と比べ2~3倍以上となっている所が多い。また、これまでに比べて寒気が弱まり、下層の気温が上がるため、なだれの発生しやすい状況になる。北~西日本の日本海側の積雪の多い地域では、ここしばらく、なだれに注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪量(06時からの24時間):北海道40cm。
③ 波浪(明日まで):北海道・東北・北陸4、伊豆諸島・近畿・中国3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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