短期予報解説資料を読もう!25年3月3日

おはようございます☔️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年3月3日03時40分発表

1.実況上の着目点


① カムチャツカの東に低気圧があって北西進。

出典:気象庁(加工あり)


② 中国東北区には高気圧があって南東進。この高気圧と①の低気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、北海道地方では、強い風が吹いて、波が高くなっている。また一時的に寒気移流が強まっており、筋状の雲が見られる。


③ 前線が華中から関東南岸付近にのびている。前線に向かう下層暖湿気の影響で、西~東日本ではやや強い雨を解析している所がある。また対馬海峡付近では発雷を検知。前線近傍では②の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、西日本で強い風が吹いて波が高くなっており、しけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項③の前線は、3日は西日本を南下しながら日本の東へのびる。

出典:気象庁(加工あり)

4日は前線上の東シナ海で低気圧が発生し、5日にかけて西~東日本の太平洋側に進む。

出典:気象庁(加工あり)

前線に向かって850hPaθe 327K以上の下層暖湿気が流入するため、西~東日本の太平洋側では5日にかけて大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る所がある。落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

また、5日にかけて東日本太平洋側に850hPaで-3℃の寒気が入るため、東日本では5日にかけて山沿いを中心に大雪になり、平地でも積雪となる所がある。大雪による交通障害、着雪に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 2項①の前線近傍や、前線と1項②の高気圧との間では気圧の傾きが大きくなり、西~東日本で強い風や局地的には非常に強い風が吹き、波が高くしけとなる所がある。5日にかけて強風や高波に注意。特に九州北部地方では、 4日にかけて非常に強い風が吹き、 大しけとなる所がある。 暴風や高波に警戒。

出典:気象庁(加工あり)


③ 1項①の低気圧は、カムチャツカの東を北上。2日夜には千島の東で別の低気圧が発生し発達しながら北東進。これらの低気圧と、1項②の高気圧との間で気圧の傾きが大きい状態が続く。北日本では、3日は強風や風雪、高波に注意。


④ 北~西日本の日本海側では積雪の深さが平年比2倍以上となっている所がある。4日にかけて下層暖湿気や降雨の影響で、雪解けが進む所があるため、多雪地ではなだれや融雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):伊豆諸島100mm。

② 降雪量(06時からの24時間):関東甲信20cm。

③ 波浪(明日まで):九州北部6、中国5、関東・伊豆諸島・東海・北陸・近畿・四国4、北海道・東北3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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