短期予報解説資料を読もう!25年3月4日

おはようございます☃️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年3月4日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5040m以下の寒冷渦に対応して千島の東を北東進する低気圧から、前線が日本の東~種子島・屋久島付近~華中にのびる。また、東シナ海に低気圧が停滞。

出典:気象庁(加工あり)


② 華中を東進する500hPa5640m付近のトラフや前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、東シナ海~日本の南で活発に発雷、 激しい雨を解析。

また、①の前線や低気圧の近傍では気圧の傾きが大きくなって、西~東日本では、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなりしけている所があり、九州北部地方では、非常に強い風が吹いて大しけとなっている所がある。

出典:気象庁(加工あり)

③ 北日本では、下層寒気移流の影響で、3時間で5cm前後の降雪を観測。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 4日は、1項②のトラフに対応して朝までに東シナ海の前線上に発生する低気圧が四国の南に進む。

出典:気象庁(加工あり)

5日は、前線上の低気圧が東日本太平洋側を東北東進し三陸沖に進む。6日は、低気圧が発達しながら日本の東を北東に進み、前線が小笠原近海に南下する。

出典:気象庁(加工あり)


② 前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、南西諸島や西~東日本太平洋側では5日にかけて、大気の状態が不安定となり激しい雨の降る所がある。落雷や突風、降ひょう、短時間強雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。


③ 850hPaで-3℃以下の寒気は4日は関東甲信地方に停滞、5日は津軽海峡付近に北上する。下層寒気や2項①の低気圧の影響で、北~東日本では5日にかけて、大雪となる所がある。大雪による交通障害に注意・警戒し、着雪に注意。

出典:気象庁(加工あり)


④ 2項①の低気圧や前線近傍では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くしける所がある。全国的に6日にかけて、強風や風雪、高波に注意。特に、九州北部地方では4日は、非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある。暴風や高波に警戒。

⑤ 降水による雪解けや大雪の影響で、西~北日本の多雪地では6日にかけて、なだれに注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間) :九州南部100mm。

② 降雪量(06時からの24時間) :東北・関東甲信30、東海20cm。

③ 波浪(明日まで) :九州北部6、その他広い範囲で3~4m。

④高潮(明日まで):低気圧や前線の影響で、奄美地方~西日本では5日にかけて、副振動発生のの可能性がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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