短期予報解説資料を読もう!25年4月8日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月8日15時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5460~5520m付近の -27℃以下の寒気を伴うトラフが日本海にあって南東進。 対応する低気圧が日本海にあって東進。 低気圧周辺では風が強まり波の高い所があり、 西日本の日本海側では発雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


② 日本の南に中心を持つ高気圧が南西諸島から本州付近を覆っている。

出典:気象庁(加工あり)


③ 東日本から西日本では①の低気圧と②の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、 強い風の吹いている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①のトラフは8日夜から9日にかけて北日本から東日本を通過、対応する1項①の低気圧は9日明け方にかけて東北付近に進みその後不明瞭となる。一方別の低気圧が関東の東に発生して北東進。上空の寒気や日本海の低気圧に向かう暖かく湿った空気の影響で北日本~東日本の日本海側では大気の状態が不安定となるため、9日にかけて落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項②の高気圧は、9日にかけて日本の南を南東~東へ移動する。また9日には別の高気圧が日本海から東日本に移動し、南西諸島から本州付近は高気圧に覆われる。晴れて気温が上昇し雪解けが進むため、西~北日本の積雪の多い所では10日にかけて、なだれや融雪に注意。

③ 10日夜には500hPa 5520~5580m付近の -21℃以下の寒気を伴うトラフが朝鮮半島付近に進み、対応する低気圧が日本海を東北東進。

出典:気象庁(加工あり)

また10日夜には別の低気圧が南西諸島から日本の南へ進む。これらの低気圧に向かって暖かく湿った空気が流入し、上空の寒気の影響もあって大気の状態が不安定となる。南西諸島を中心に10日は落雷や突風、降ひょう、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意。

出典:気象庁(加工あり)

④ 2項①の低気圧と2項②の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波の高くなる所がある。東日本では9日にかけて、西日本では8日は、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。10日の日本海や日本の南へ進む低気圧の位置や発達の程度について不確実性が大きいことに留意。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(18時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):北海道・北陸・近畿・中国・九州北部3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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