短期予報解説資料を読もう!25年4月17日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月17日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 千島近海には上空に寒気を伴った低気圧があって北東進。日本の南には高気圧があって東に移動。低気圧と高気圧の間で気圧の傾きが大きく、西~北日本にかけて風が強く、波が高くしけている所があり、北海道の海上では非常に強い風の吹いている所がある。

出典:気象庁(加工あり)
予想天気図気温, 500 hPa, 5500 m, 2025/04/16 21:00 (UTC+09:00), © Ventusky.com


🐱:500hPaでの寒冷渦の中心は-30度より高くなっています。昨日までよりだいぶ温まってしまったようです。

出典:気象庁

② 華北に低気圧があって東進。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は千島近海から千島の東へ進む。1項①の日本の南の高気圧は、19日にかけて小笠原近海から日本のはるか東へ移動する。低気圧と高気圧との間では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高く、北日本では17日はじめは非常に強い風が吹きしけの続く所がある。西~北日本では17日は強風や高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 2項①の高気圧後面で下層暖湿気が北上する流れが強まり、17日夜までには前線が南西諸島で発生し、19日にかけて南西諸島から小笠原近海へのびる。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となるため、雷を伴い激しい雨が降り、大雨となる所がある。南西諸島では18日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、降ひょうに注意。

出典:気象庁(加工あり)


③ 1項②の低気圧は17日は東シナ海から朝鮮半島に進み、日本海には気圧の谷がのびる。気圧の谷に向かって850hPa 9℃以上の暖気が流入し、18日にかけて西~北日本の日本海側では大気の状態が不安定となる。

出典:気象庁(加工あり)

また18日朝には日本海に前線を伴った低気圧が発生して東北東進し、19日にかけて北海道付近へ進み、寒冷前線が西日本から北日本を通過する。低気圧や前線へ向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となる。西~北日本の日本海側を中心に19日にかけて、落雷や突風、降ひょうに注意。日本海から北海道へ進む低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなるため、やや強い風や強い風が吹き波が高くなる所がある。西日本では18日にかけて、東~北日本では、18~19日にかけて、強風や高波に注意。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁


④ 2項①の高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、西~東日本では19日にかけて、25℃以上の夏日になる所がある。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]


① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。② 波浪(明日まで):北海道4、東北・北陸・中国3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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