短期予報解説資料を読もう!25年4月19日

こんにちは🥵

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月19日15時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5520m以下で-21℃以下の寒気を伴う寒冷渦周辺のトラフに対応した低気圧があって、宗谷海峡付近の低気圧は、東北東進し、北海道東方海上の低気圧は東進。低気圧の周辺では気圧の傾きが急となり、やや強い風が吹き、波が高い所がある。

出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5580m付近で-21℃以下の寒気を伴うトラフに対応した低気圧が前線を伴い、朝鮮半島を東北東進。低気圧近傍では発雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


③ 500hPa 5820m付近のトラフに対応した前線を伴う低気圧が小笠原諸島の東を東進。


④ 華南から東シナ海にかけて広がる発達した対流雲近傍で発雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の宗谷海峡付近の低気圧は次第に不明瞭化し、北海道東方海上の低気圧は、20日にかけて千島の東へ進む。

出典:気象庁(加工あり)

1項②の低気圧は、日本海を東北東進し、21日にかけて千島近海へ進み、前線が北~西日本を通過する。前線や低気圧近傍では、大気の状態が不安定となる所がある。北~東日本では20日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5760m付近の正渦度極大域に対応し、20日朝までに華南から東シナ海にのびる前線が発生する。

出典:気象庁(加工あり)

前線に向かって850hPaθe336K以上の下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となり、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島では20日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風に注意。

③ 1項③の低気圧は、20日にかけて小笠原諸島近海を北東へ進み、次第に前線が不明瞭化する。その後、21日にかけて低気圧が日本の東へ北上する。

④ 2項①の前線や低気圧の周辺では気圧の傾きが急となり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。東~北日本では21日にかけて、西日本では20日にかけて、強風や高波に注意。また、低気圧に向かう下層暖気や日照の影響で、西~東日本では19日は最高気温が30℃以上の真夏日になる所がある。体調管理に留意。雪解けが進むため、東~北日本の多雪地では21日にかけて、なだれや融雪に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(18時からの24時間):奄美120mm、九州南部100mm。
② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次